2017年2月 8日 (水)

アミの会(仮)アンソロジー第三弾『隠す』

明日、2月9日はアミの会(仮)アンソロジー第三弾『隠す』(文藝春秋)の発売日です。

http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163905976

拙作『自宅警備員の憂鬱』も収録されてます。アミの会(仮)ゲーム担当として、めっちゃリキ入れてオシゴトさせていただきました! ゲーヲタ丸出しの短編です!

それから、あとがきも書きました。こちらもアホが隠しきれずにダダ漏れてる気がしますが、生温かく笑って読み流してやってくださいませ。

また、刊行記念のイベントもあったりします。↓

http://books.bunshun.jp/articles/-/494

というわけで、何卒よろしくお願いします!

2017年2月 5日 (日)

『NieR RepliCant Recollection(ゲシュタルト計画回想録)』について

2月23日発売予定のゲーム『NieR;Automata』BlackBoxEditionに同梱の長編、『NieR RepliCant Recollection(ゲシュタルト計画回想録)』の見本が到着しました。

ゲームの特典なので、書店に並ぶことはないのですが。んでもって、すでに予約が締め切られているので、現時点で「えー? そんなの出るの? 知らんかった」という方にはもはや入手手段がないのですが。

入手予定の方で、ニーアオートマタ公式生放送第二回を視聴してらっしゃらない方が本を開いた瞬間に、「げ! 何コレ!?」とビックリしないように、ちょこっとだけ予防線を張らせてください。

今回の長編はほぼ書き下ろしなのですが、1章だけ、再録があります。設定資料集収録の主人公ニーアの少年時代を描いた短編『赤ト黒』です。これが、今回、『少年ノ章』としてそのまま再録されてます。

ただ、この本、ゲームの同梱版だったので、短編の内容がCEROに引っかかってしまったんですよね……。過去に発売された設定資料集は書店流通するフツーの本だったので、何も問題はなかったんですが。

何が引っかかったかというと、孤児であるニーアが病気の妹ヨナの薬を買うためのお金をどうやって稼いだか、という部分です。CEROの規定では、これがNGとのことでした(そういう設定があることがわかるだけでもダメなんだそうです)。

なので、倫理規定に沿っての書き直しを要求されたわけですが、私はこれだけはやりたくなかったので、「再録しない」もしくは「当該箇所を伏せ字にする」という対処のどちらかで、とお願いしました。

倫理規定に沿って書き直すということは、「親のいない少年ニーアが病気の妹ヨナのために売春をした」という事実をねじ曲げることだからです。たとえ架空の世界の人物であっても、誰かの過去を「なかったことにする」なんて、私にはできません。

しかも、ニーアの過去については、設定資料集(あり得ないほど版を重ねたアレです)を買ったユーザーさん全員が共有している情報です。書き直しに応じてしまえば、この万単位の人数を裏切ることになります。

幸い、ディレクターのヨコオさんも書き直しには反対してくださったので、最悪のルートは回避できました。

で、最終的に選択されたルートが「当該箇所の完全な塗り潰し」だったのです。何しろ、「設定があるとわかるだけでもダメ」だったので、一部伏せ字どころではなく、ページまるごと塗り潰しとか、数行にわたって塗り潰しとか、まるで終戦直後の教科書のようになってしまいました。

とはいえ、今回の黒箱を予約した方の多くがすでに設定資料集を持ってらっしゃると思われるので(資料集の部数のほうが黒箱の予約数の何倍も多いので)、被害(?)は最小限におさまるんじゃないかなーと思ったのです。

が。公式生放送の第二回で、ヨコオさんがこの事実を暴露したところ、amazonで資料集が品切れになってしまったそうです……(汗)。

そんな曰く付きの長編ですが、黒箱予約したみなさま、どうぞよろしくお願いします。あの世界の「事実」だけで組み立てたストーリーです。

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2016年12月25日 (日)

『鎧袖一触!! 小夏のエール』最終回でした

静岡新聞日曜版『YOMOっと静岡』の連載小説『鎧袖一触!! 小夏のエール』、本日、第39回をもって完結いたしました。

当初は9月までの半年間の連載、全26回の予定でしたが、おかげさまで3カ月延長となり、すべての伏線を回収しての最終回と相成りました。支持してくださった読者のみなさま、関係者各位に心より御礼申し上げます!

振り返れば、初めての週刊連載で、容赦なく襲来する締め切りとの戦いに明け暮れた9ヶ月間でありました。長かったような、短かったような……。毎週の楽しみは、大槻先生の挿絵が入った掲載紙の到着でした。

実は、最終回の分はまだ見てないんですよ(ウチの地区では静岡新聞は手に入らないので、編集部経由で送ってもらうしかないんです)。最終回の小夏がどんな顔をしているのか、めっちゃ楽しみです。

それにしても、イヤ汁マスターの私が、ジュニア向けの学園モノ(しかも、めっちゃ王道!)を書くことになるなんて、1年前は想像もしていませんでした。人生、何が起こるかわからんものですな。

結論。生きててよかった~!

2016年6月21日 (火)

アミの会(仮)PV第一弾!

アンソロジー『捨てる』『毒殺協奏曲』でおなじみ(!)のアミの会(仮)のプロモーション・ビデオがyoutubeで公開されてます。第一弾は、今月13日刊行の『毒殺協奏曲』です。

アミの会(仮)PVチャンネル

制作はメンバーの福田和代さん。めっちゃカッコイイ映像になってます!

天は二物を与えずって言うけど、二物与えられちゃってるヒトがここに! 私はテキスト作る以外はからっきしダメなので(絵を描くのも下手、写真撮るのも下手、動画もCGもダメダメなのです、私。ついでに人類にあるまじき運動音痴で方向音痴)、チョーうらやましいです~! 福田さん、スゴイ!

というわけで、アミの会(仮)PVチャンネル、今後ともよろしくお願いします。

あ、運動音痴と方向音痴の他に機械音痴もあった……orz

2016年6月15日 (水)

文庫版『戦国BASARA3』発売日です

本日は『戦国BASARA3 伊達政宗の章・片倉小十郎の章』(矢野隆・映島巡著、講談社文庫)の発売日です。

講談社BOX版『戦国BASARA3』の2冊を合体、とってもお買い得な「伊達組本」でありますよ。しかも、表紙は堤先生渾身の描き下ろし! 互いに背中を守り合ってる筆頭と小十郎がとってもスタイリッシュ! やっぱり小十郎の隣には筆頭!

以下、お約束のネット書店のリンクです。

楽天ブックスはこちら!

hontoはこちら!

e-honはこちら!

hontoとe-honでは、「戦国BASARA3 伊達政宗の章」ってなってて、片倉小十郎の章がスルーされちゃってますけど、ちゃんと2冊分入ってますから!

というわけで、どうぞよろしくお願いします!

って、もう15日も残りわずかなんですが(静岡新聞日曜版、週刊YOMOっと静岡連載中の『鎧袖一触!! 小夏のエール』の〆切りでアタフタしてたんです~)。←ギンギラギンにさりげなく宣伝

2016年6月10日 (金)

アミの会(仮)アンソロジー第二弾『毒殺協奏曲』

アミの会(仮)アンソロジー第二弾『毒殺協奏曲』(原書房)がそろそろ店頭に並び始めたようです。amazonや楽天ブックスではまだ「予約受付中」ですが、hontoでは「24時間以内に発送」になりました。

↓honto

http://honto.jp/netstore/pd-book_27875439.html?cid=ip_hb_rech_04

拙作『伴奏者』も収録されてます。受賞第一作です(書いたのは候補になる前でしたが)。

今回はアミの会(仮)のメンバーだけでなく、ゲストとして有栖川有栖さん、小林泰三さんも寄稿してらっしゃいます。タイトルにあるように「毒殺」縛りという、めっちゃタイトなテーマのアンソロジーです。

余談ですが、ここ最近、私はキャラの名前をランダムに決めずに、特定のテーマに沿って付けるようにしています。たとえば、『なぜ猫は旅をするのか?』(双葉文庫)では広島と群馬の地名、『ベストフレンズ』では列車名のアレンジといった具合。『捨てる』では、トランプのマークから連想した姓でした(「ダイヤ→金貨→金井」「クラブ→三と棍棒→三枝」で、主人公の苗字は出しませんでしたが、設定上は「スペード→剣→剣持」でした)。

というのも、この年齢になると、けっこうな頻度で昔の知り合いと再会する機会が発生するんですよね(同窓会とか)。その際、なーんも考えずに付けた名前が後輩と同じだったとか、友人の結婚後の姓と一致しちゃったとか、そういう事態に陥ることもしばしば……。

なので、たまたま一致しちゃっても「ワザとじゃないよ? これ、テーマ決めて命名してるから!」と言い訳できるようにした次第。

今回のテーマは「私が実際に見たことがある川の名前」です。有名な川から、ちっさい川までイロイロ取り混ぜて使ってます。

というわけで、『毒殺協奏曲』、よろしくお願いします。

2016年4月22日 (金)

幸子が止まらない。

幸子はまたまた仲間を呼んだ!

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さ、幸子……。

今日の幸子

幸子はまた仲間を呼んだ!

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今日も幸子は絶好調です……。

2016年4月21日 (木)

キミは寂しがり屋だったんだね

幸子は仲間を呼んだ!

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合体してキング幸子になったりするんだろーか。

推協賞いただきました

日付変わっちゃったんで、すでに一昨日の話になりますが、アンソロジー『捨てる』(文藝春秋)収録の短編『ババ抜き』が第69回推理作家協会賞短編部門で賞をいただきました。

同時受賞は大石直紀さんの『おばあちゃんといっしょ』だったので、今回の短編賞はババつながりというか、Wババアというか、BBAが制する回となりました。

選考会が終わった直後、選考委員の先生方にご挨拶に伺ったのですが、その際に「ものすごぉぉぉぉく欲しかった賞なので、うれしいです」と正直に申し上げたところ、先生方は口々に「えー? そんなに大層な賞じゃないよ?」とおっしゃるのですよ……。

いやいやいや! 何個も何個も賞をわしづかみになさってる先生方と違って、私は初ノミネートの初受賞ですから! ココロの底から欲しかった賞ですから! そのために、愛宕神社の「出世の石段」を上りに行っちゃいましたから!(←実話)

それはさておき。版元さんからお祝いのお花をいただきまして。ただ、最初の配送時に留守にしてたもんで、不在連絡票が入ってまして。これが、クロネコヤマトとか佐川じゃなくて、近所の生花店でして。なので、何度も配達させるのは申し訳ないなあ、と思って、電話で「近所なんで取りに行きます」と言ったところ、「えっ!?」と電話の向こうで絶句されまして。

何か私、マズイこと言ったんでしょーか?(びくびくびく)

と、つかの間の沈黙の後、「お届けしますから! ご在宅のお時間に合わせて持って行きますから!」と猛烈な勢いで「配送」を主張するお花屋さん……。

で、届いたお花がコレ。

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サイズ感がわかりにくいかもしれませんが、後ろにあるのは仕事用の机で、椅子とノートパソコンがすっぽり隠れちゃってます。

あー。どーりで。猛烈な勢いの「お届けしますから!」の理由がわかったわー。

うん。ムリ。絶対、一人で運ぶのムリ。てか、このサイズと重量、まるっきり想像してなかった……。

そもそも、こんな巨大な花が自宅にあるっていうこと自体、想定の範囲外というか。なんか、自室でいきなりモンスターにエンカウントしちゃったみたいな。てか、デカいよ! ラスボス感ハンパねえよ!

というわけで、いただいたお花に「幸子」と命名しました。


追記:画像が横倒しになっちゃっててスミマセン。ココログの設定、わかりにくくて直せなかったんです……(画像に限らずココログ使いにくいです)。

追記2:幸子のサイズを測ってみたところ、高さ108センチ、幅127センチでした。幸子、やっぱデカい!

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