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2009年4月

2009年4月30日 (木)

九つの山!

何の山かっつーと本の山です。平台の上の山です。平積みです。

御茶ノ水の丸善さんで、『転落』が九面展開で平積みになってるそうです。九面ってことは、九つですよ!(当たり前だ) ポップまで立てていただいてるそうですよ!

あー、なんか自著が平台に複数の山で積まれるって初めてなので、平常心がお空の星になってます(^_^;)。

しかも、御茶ノ水の丸善さんといえば、二十ン年前、就職したばかりの頃、毎日のように通ってた書店さんなのでした。当時、千葉の自宅から本郷三丁目の会社まで通ってたもんで、御茶ノ水がちょうど乗り換え駅だったんですよね。

会社の帰りに文庫本を2冊買って、1冊はその日の下り電車の中で読み、もう1冊は翌日の上り電車の中で読む、というのが私の日課だったのでありました。何しろ、千葉から通うと、夕方でも四十分、朝なんて一時間以上かかったんですよ。ページ数の少ない文庫なら十分に読了できる通勤時間。

翌年には新宿の会社に転職しちゃったんで、毎日立ち寄ることはなくなりましたが、それでも待ち合わせ場所としてよく利用してました。総武線沿線に住んでると、御茶ノ水で待ち合わせって便利だったので。

そんなこんなで、丸善さんは私にとっていろいろと思い出深い書店さんなのでありました(店内でコンタクトレンズ落っことしたこともあったしな)。

とゆわけで、御茶ノ水にお出かけ予定の方、時間があったら、ちらっと文庫コーナーを覗いてやってくださいまし。


[本日の食卓の話題]
弱毒性インフルエンザウィルスはツンデレか否か?

2009年4月29日 (水)

ホルモーッ!

今日はレディスデーだったので、「鴨川ホルモー」を見に行きました。

原作で、凡ちゃんに惚れ込んでいたのと、レーズンすぽんすぽんのオニに激萌えしてたので(笑)。

凡ちゃん役が栗山千明と聞いて、「ホントに大丈夫?」と不安だったんですが、良かったです。すごく凡ちゃんらしかった。また、予告編でオニのサイズがデカすぎるような気がしてたんだけど、これも実際に見てみると、そんなに気にならなかったし。ずっと実写で見たかった「四条烏丸交差点の会」も拝めたし。

とまあ、全体的にすごく笑えたので、概ね満足。

ただ。

ただひとつだけ、不満……というか、許し難い点があって。

私は声を大にして言いたい!



「レナウン娘」の脱ぎ方が違う!



アレは歌詞が1番進むに従って、1枚ずつ脱ぐのが正しい! いっぺんに2枚、それも重ねて脱ぐなど言語道断! しかも、脱いだ服は必ず右手に持ち、高く掲げてくるくる回さにゃいかんッ! それをただ放り投げるだけとは怪しからんッ!

いえね、三回生の面々が紋付き袴だった時点で、イヤ~ンな予感がしてたんですよ。和服じゃ、左手を腰にあてスキップしながら脱いだ服を右手でくるくる回して放り投げる、という一連の動きが難しくなるので。そしたら……案の定、振り付けと脱ぎ方が違うし~!

この手の宴会芸って、たぶん、どこの大学にもあったと思うので、違和感を覚えたのは私一人じゃないと思います。まさかと思うけど、最近の振り付けはこんななの? いやいや、ちゃんと先輩が指導するよね?

まして、この作品における「レナウン娘」は神様に奉納する舞踊なわけで。その神聖なる舞いの振り付けをゆるがせにするとはッ!(怒)

ツッコミどころそこかよ! と自分にツッコミつつ、劇場を後にした私なのでありました。


[本日の食卓の話題]
エリクトン、ライトン、ダストン、ダイブー……あと何があったっけ?(三菱替え芯のオマケのブタさんたちの名前です)

2009年4月28日 (火)

頼むから見ないでください……。

うちの地区は郵便物の配達時間が遅い。

郵便屋さんが来るのは、速達や小包を除いて、いつも午後3時から5時くらい。で、その時間より早く帰宅してしまうと、郵便物のためだけに階段を下りて集合ポストを見に行かにゃなりません。面倒なので、夕方、息子が帰宅した際、靴を脱ぐ前に「ポスト見てきて!」と鍵を押しつけるワケです。まー、この手のコトは子供の仕事ですしね。

とはいえ、郵便物のためだけに階段とことこ降りるのが面倒なのは、大人も子供も同じ。なので、玄関先に放り出したカバンを部屋まで運んでおいてやったのです。ほんの数メートルだけど(笑)。

すると、郵便物を抱えて戻った息子、開口一番、「カバンの中、見てないよね?」と言いやがるじゃないですか。ナマイキな。当然、私が返すのは、こういうときの決まり文句。

「見られて困るモノでも入ってんの?」

ほんの一瞬、考え込む息子。この時点で、ヤツの脳裏に浮かんでいる答えは「エロ本」だろう、さすがにバカ正直に口に出すのは憚られるのだろうなあ、などと予測しておったのですが。

「うーん。BL系同人誌……とか」

はいいいいいいいいい!? BL系同人誌!? って、あのBL? 
ぼーいずらう゛?

……。

…………。

………………。

待て待て待てーい! おまえは男子こーこーせーだろがっ! 腐女子の妄想の材料にされるコトはあっても、腐女子といっしょになって妄想してどうするよ!? ええ?

と、あわあわしまくる私に、息子が一言。

「親の背を見て子は育つ」


……カンベンしてください(泣)。



[本日の食卓の話題]
名前の呼び方でわかる「受け」と「攻め」について。

2009年4月27日 (月)

わからんことが多すぎる

何がわからんかというと、ブログの使い方。設置から約二週間、未だ本文の中に画像を貼り付けるとか、amazonのアフィリエイトを埋め込むとかがわかりまへん(ヘルプ見ながらトライしてるんだけどねー、なーんかエラーが出るんだよなー)。

パソコン通信時代から、どうもこの手のことに弱い私。何しろ「コメントを受け付けない」と「閲覧のみ」の違いがわかったのって、設置から三日後だったし。

コメントが付けられないようになってるのも、ひとえに私が万年初心者状態だからであります。それと、コメント欄をオープンにすると、業者がリンク貼りまくるっつー話も聞いてるので。ココ、うちの息子も見てるんで、肌色のおねーさん満載のページに誘導されても困るし。いや、「三次元イラネ」な息子ではあるんですが、念のため(笑)。

とまあ、そんなこんなで、不慣れながらも二桁日数に達しました。三日坊主になんなかったもんね! 一週間以上、ちゃんと毎日更新したもんね!

……いえね、ここを設置した際、ちょうど用事があった人や、ずっとご無沙汰してた友人に、「ブログ始めたよん」ってメールしたんですよ。同報メールでいっぺんに送るのってあんまり好きじゃないので、ぼちぼちと。

そしたら。みーんな判で押したように「三日坊主にならないでね」とか「一週間は続けようね」とか返事を寄越しやがるじゃないですかっ! 何、みんな結託してんのよっ! 何なの、この陰謀は!(単に私の性格を熟知しとるだけっつー話だろうがな)

ってなワケで、残りの知り合いには十日以上経過してから、ブログ開設のメールを送りました。これなら「三日坊主」なんて単語は出せんじゃろ! わっはっは!


[本日の食卓の話題]
「夏のあらし!」の風見鶏、1話であったはずの「ゆっくり」が2話以降なくなっているのは、単に時系列の問題なのか、大人の事情なのか?

2009年4月26日 (日)

ドルショ行きました

今日は人形者の祭典・ドールショウだったので、遠路はるばる浜松町へ。

とくにお目当てのドールはなかったので、別に早く行く必要はなかったんだけど、つい習慣で早く家を出てしまい……都産貿に到着したのは8時過ぎでした。整理券番号は575番。やっぱ始発で出ないと二桁番号はムリなのねぇ。

今回はドール仲間のIさんが休日出勤だったので、一人寂しく開場待ち。ドトールで朝ご飯食べて、9時半に入場列に並んで(整理券があっても、入場列に並んでないとダメなんですよ~)、11時に会場内へ。昨日みたいな雨じゃないのは助かったけど、陽射しと風がめっちゃめちゃ強くて大変でした。

『ウィル・オ・ウィスプ』(←乙女ゲーです)のキャラにカスタムしたSDがないかと、目を皿のようにして見て回ったのですが、今回も発見できず。『ローゼンメイデン』のSD服なんかはあったんですが。

ただ、ローゼンも真紅・水銀燈・翠星石・蒼星石・雛苺まではあったんですが、金糸雀はナシ。いや、ウチの息子、金糸雀萌えなんですよ。よりにもよって。いわゆる茨の道ってヤツですな(笑)。

会場内を歩いていると、時折、落とし物のアナウンスが入るんですが、ブツが「ワンピース」とか「スカート」とか、フツーなら絶対落ちてないモノなのがドールショウならでは(もちろん、ドールのであって人間用じゃないです)。何も知らないヒトが「スクール水着の落とし物が……」なんてアナウンスを聞いたらブッ飛ぶでしょうな。いや、そんなヒトがドルショの会場にいるワケないんだけどさ。

そんな感じで3~5階を一回りした後、有料休憩室へ。なんでも、今回はメイドさんが出張してきてるという話だったので、覗きに行ってみました。噂によれば、ミニスカメイドではなく由緒正しいロング丈のメイド服をお召しになっているとか。

賑やかな会場とはうってかわって静かなM3階、こんなトコにメイドさんいるんかいなと不安になりつつ、奥へ進んでいくと。……いました。由緒正しいコスチュームのメイドさんが!

ただ、なーんか一人じゃ入りにくい雰囲気だったので、遠目にメイドさんを拝んで撤収。ドール仲間の不在がこれほど残念に思えたことはありませんでした……(涙)。

結局、粘土細工の猫の根付けを1コ買っただけで撤収。いや、これ以上、ドールを増やしたら部屋の中がエライことになりそうなのと、家計もエライことになりそうだったので。でも、服くらい買えばよかったかなぁ。いやいや、自分で縫おうよ、私! ドール服のために買った職業用ミシン、雑巾縫い専用機になっちゃってるし(泣)。


[本日の食卓の話題]
最近、アニメの女子キャラがどんどこ凶暴化している気がする件について(問答無用で銃をぶっ放すとか、言葉の代わりに鉄拳とか、昔はそういう女子キャラ少なかったよね……)。

2009年4月25日 (土)

阪本さんの絵だ~!

阪本トクロウさんの作品「呼吸」(あ、作品名は同じですが、拙著の表紙とは違う絵です)が、『夕子ちゃんの近道』(長嶋有著・講談社文庫)の装画になってました。

↓コレです。
『夕子ちゃんの近道』

同じ講談社文庫の4月刊なのに、じぇんじぇん気づいてなかったよ……。いや、書店に行っても自分の本が置いてある辺りって近寄らないようにしてるもんで。

作品集に収録されていない絵も本のカバーにならないかなー。できれば文庫よりも大きい四六判で。そしたら、いつでも好きなときに見られるのに。……てめーが本出しゃいいだろっつーツッコミはナシの方向で(涙)。

[本日の食卓の話題]
今週の『ハヤテのごとく』(アニメ)に伊澄が全然登場しなかった件について(←息子はナギやヒナギクより伊澄のほうが好きらしい)。

2009年4月24日 (金)

『堀さんと宮村くん』

行きつけの美容室の女の子から教えてもらった漫画『堀さんと宮村くん』、コミックスを読んだら面白かったので、webで続きを読んでみたら。

ちょーーーーーーーーーーーーーーーーーー面白かった!

ヤバいよ。ヤバすぎるよ、この漫画。ラストまでイッキ読みしちゃったよ。堀のキャラが楽しすぎるよ! なんなの、このDV女でDV好き女は! てか、宮村、エロすぎ!

この漫画を教えてくれた彼女が「webに続きがありますから読んでくださいね。絶対絶対絶対読んでッ!」って、やたらめったら勧めてくるワケだ。うん、確かに、これって後半に行くほど面白い。たぶん、コミックスにしたら3巻の終わりか4巻くらいから、面白さが急加速する感じだろうなあ(もちろん、1巻2巻も面白いのだけれど、それ以上にってことね)。

次に髪を切りに行ったら、堀宮の話題で盛り上がろっと(笑)。

ちなみに、『堀さんと宮村くん』は↓の「COMIC」で読めます。

読解アヘン

それから、1巻2巻はwebでも読めますが、できればコミックスを購入しませう。できるだけ早く3巻以降を出して欲しいので(笑)。

『堀さんと宮村くん』(HERO著・ガンガンコミックス)

[本日の食卓の話題]
「けいおん!」の澪に萌え補正がかかりすぎている点について。

2009年4月23日 (木)

しょぼーん……。

ずーーーーっと前に小説すばるに掲載された短編を整理しようと思って、本棚の奥から引っ張り出してみたら、1冊足りなかった……。

いや、掲載誌が経年劣化でヤケてきたもんで、自分のとこだけ切り取って保管しようかと思ったんですよ。雑誌のままだと紙の端が波打ってきちゃうし。小説誌9冊って、それなりに場所取るし。

……と思ったのに、8冊しかなかった。

これが1年以内の号ならバックナンバーを取り寄せるという手が使えたんだけど、紛失したのは2005年5月号。4年も前のヤツ。当然、お取り寄せはできないし、図書館にも置いてない。うう。なんで、もっと早く気づかなかったんだ~! 一番気に入ってた短編なのに~!

いや、元原稿はもちろん残ってるんだけど、ゲラに直接入れた赤字とかがわからんし、何より挿絵がないんだよね(当然だけど)。高塚さんの挿絵もすごく好きだったのに。

がっくし。


[本日の食卓の話題]
「07-GHOST」、第2回になってもまだカツラギが登場しない件について。コレも中井サンなのよ~っ!(号泣)

2009年4月22日 (水)

『見知らぬわが町』

半年ほど前から、『写真万葉録・筑豊』の3・5・6~10巻をamazon経由で取り寄せようとしていたのだけれど、つい先日、版元品切れという返事が。マーケットプレイスに出品されているものはどれも高値がつけられているし、神保町でも見つからなかったし……と半ば諦めかけていたのですが。

ふと思い立って、版元に直接電話をかけてみたのです。ひょっとしたら返品分が1冊くらい残ってるかもしれない、と思って。福岡まで昼間の長距離電話、昔ならすごい通話料だなあ、などと考えつつ。

すると。「すべて在庫ございます」との返事が! ダメもとで電話して良かった~! てか、今朝、テレビで「軍艦島が明日から35年ぶりに上陸解禁」のニュース流しててくれて良かった~! アレを見たから、なんとなく「諦めずに電話しよう」って気になったワケだし。いや、同じ炭坑つながりってことで。

さらに、もういっぺんダメもとで、『見知らぬわが町 1995真夏の廃坑』(中川雅子著)の在庫の有無を尋ねたところ、「1冊だけ残ってます」との返事。

うわあああああ! 訊いて良かったよ! ホントに直接電話して良かったよ!

ちなみに、この『見知らぬわが町』は96年に発行された本で、著者はなんと高校生(当時)。とある夏の夕暮れ時に、たまたま通りかかった炭坑の竪坑櫓跡を見て、「あの不思議な建物は何だろう?」と疑問を抱き、一夏かけてそれを調べていく、という話。文章は夏休みの英文レポートのために書かれたもので、最初はコピー誌の体裁で10部ほど作られただけだったという。

ちなみに、帯には「夏休みに発見したわが町《大牟田》は、あちこちに強制労働にかり出された人々の無数の死体が埋まっている町だった」とある。

私はこれを古本で手に入れて読んだのだけれど、いやもう、面白いのなんの! 彼女が竪坑櫓とに惹かれていく様子とか、櫓の跡や囚人墓地を探して自転車を走らせる様子とかが、目の前の出来事のようで。これを宿題のレポートとして読めた教師がうらやましい。

まあ、出版されるにあたって、たぶん編集者から直しの指示が入っているだろうから、レポートの文章はもう少し荒削りだったのかもしれないけれども。でも、誰の手も入っていない原文も読んでみたい気がする。その意味でも、教師うらやましすぎ(笑)。

そんな次第で、いっぺんで『見知らぬわが町』が気に入ってしまった私は、できればもう少し状態の良いものを入手したいと思っていたわけです。ヤケとか傷とかは古本だからしょうがないけど(自分で所持していても経年劣化はするし)、折り目と蛍光ペンのアンダーラインはイヤなんだもん。まさか、新品で入手できるとは思わなかったよ! それも最後の1冊!

それにしても、著者の中川雅子さんって、今は何をしてるんだろう? これだけ文章が書ける人だから、もしかして物書きになってたりするんだろうか。でなかったら、研究者とか。もしも小説家になってたなら、彼女の本、読んでみたいなあ……。 


2009年4月21日 (火)

「人は自分の見たいものしか見えない」というのは本当だったらしい

ココ読んでる人の中で、「中井和哉」と聞いて、即座に「声優!」と答えられるヲタ度の高いヒトがどれだけいるかはわからんのですが。

私、けっこう重度の中井和哉萌えなのであります。いや、重度ってほどでもないかも。中井サンが出てるアニメをチェックしたり、ドラマCD買ったりってフツーだもんね。中井サンがメインキャラやってる乙女ゲーをヤリ込んでヴォイスをフルコンプするとか、店舗特典目当てに限定版と通常版両方買っちゃうとか、PSP持ってないのにPSP版買っちゃうとか、割とありがちなパターンだよね(笑)。

とまあ、それは置いといて。知らないヒトのために解説しておきますと、中井和哉という声優さん、やたらと侍キャラを演じる機会が多いんですよ。てか、日本刀持ってるキャラ。「サムライチャンプルー」のムゲンとか、「無限の住人」の凶とか。「ワンピース」のゾロなんて3本も刀持ってるし。「戦国BASARA」の伊達政宗なんて6本持ってるし。

それを踏まえて、の話です。

今から2カ月ほど前でしょうか。何気なく時刻表を眺めていたのですが、ふと飯田線のページに目をやった私は、とある駅名を見てブッ飛びました。

「中井侍(なかいさむらい)」

って駅がホントにあったんですよ。いや、フツーに中井駅とかだったら、「へー」くらいのものだったんですが(実際、西武新宿線にありますしね)、「中井」で「侍」だったもんで、もう世紀の大発見をしたようなキモチでありました。

ただ、「こんな出来すぎた駅名なんだから、中井和哉ファンの間では周知の事実に違いない」とも思ったワケです。で、声優さんに詳しい友人に訊いてみたところ。

「えー? そんなの知らなーい。てか、永嶋さん、中井和哉が好きすぎて脳内で架空の駅を作っちゃったんじゃないの?」

と疑惑の目を向けられる始末。いや、私も同じコト考えましたけどね。「中井待」「中井寺」とかいう駅名を勝手に読み間違えてるだけなんじゃないかって。いやいや、読み間違えてるだけならまだしも、架空の駅が実在すると思い込んじゃうくらい、妄想が止まらなくなっちゃってるんじゃ、とか。

結果から言えば、中井侍駅は実在してました。ちゃんと飯田線に乗りに行って、確かめてきたもんね~(笑)。

……というのが、3週間ほど前の話。

そして、ココからは、ついさっきの話です。久々に「鉄子の旅」(菊池直恵著)を読み返していたら。第15旅(コミックス2巻収録)が飯田線じゃん! 載ってるじゃん! 中井侍駅だけで2ページも使ってるじゃん! てか、なんで気づかなかったんだ、私!

おっかしいなあ、「鉄子の旅」はかなり精読してたはずなのにと思い、奥付を見ると「2005年2月5日第2刷」。私が中井サン萌えになったのって、「ときメモGS2」(DS版)からだから、コレを読んでた当時はまだ「中井和哉」を知らなかったワケで。

「人は自分の見たいものしか見えず、聞きたい言葉しか聞こえない」っていうのは本当だったんだなあ、としみじみ思った次第。……単に私の認識能力がイマイチなだけかもしれませんが。


[本日の食卓の話題]
「アスラクライン」の主人公兄がなかなか登場しない件について。てか、早く出してよ~! 声、中井サンなんだからっ!

2009年4月20日 (月)

新美会vol.2

新宿高島屋の美術画廊に行きました。目的は、阪本トクロウさんの絵を見ること。

阪本トクロウさんは、拙作『明日の話はしない』のカバーに使われた「呼吸」という絵を描いた方。カバーの見本を目にした瞬間、「他の絵も見たい!」と思い、ソッコーで検索かけました。で、阪本さんのサイトにアップされた作品を見て、これまたソッコーで作品集を購入しました。

なんていうか、阪本さんの絵って、直線なのに曲線を内包しているような、冷たさと温かさが混ざり合っているような、何とも言えないニュートラルな印象があるんです。いや、ニュートラルじゃないな。ふたつの相反するものと等距離な感じ、緩衝地帯に立って正反対の風景を見ているような感じ……。穏やかな絵のようでいて、強烈に訴えかけてくるものがある絵、というか。その「訴えかけてくるもの」に思いっきりハートを鷲掴まれちゃったワケです。

そんな感じで、あんまりストライクゾーンだったもんで、担当編集者に「すごいよ、思いっきり私の好みの絵だったよ! ピンポイントで直撃されちゃったよ! 神だよ!」って言ったら、「そういう絵を選ぶのも装丁家の才能のうちだから」と、アッサリ返されました。

そういや、今回の文庫版『転落』でも、松木さんに「菜の花の写真を使いたい」って言われたとき、すごくビックリしたんだよね。なぜなら、『転落』はまず菜の花のエピソードありき、だったから。あのエピソードを思いついてなかったら、あの話は書かなかったかもしれない。もちろん、松木さんはこのことを知らないし(担当さんにも話したことないし)、話の展開にはほとんど影響しない小さなエピソードだし、よく「菜の花の写真」に辿り着いたなあ、と。やっぱ、装丁家の方々って、ちょっと特殊な能力を持ってるのかも。

まあ、それはさておき。阪本さんの絵の話です。

高島屋の美術画廊でのグループ展、私、初日に一度見に行ってるんですよ。ところが、平日の午前中だったこともあって、私以外にだーれもいなくて。いや、だーれもいなかったわけじゃなく、スタッフの女性が3人。そりゃもう、にこやかに声をかけられました。接客態度としては特Aクラスだったんですが、店員に話しかけられるのが何よりもニガテな私。いつもだったら、「ごごごごごごめんなさーい!」と脱兎の如く逃げ出してるトコです。

でも、そこには、一度でいいから実物を見たいと思っていた絵があって。もう必死で踏みとどまりました。

いやもう、魔人エンカウント状態ですよ。「ここに踏みとどまりますか?」「はい」「本当に踏みとどまりますか?」「はい」みたいな。王国のメノラー揺れまくり!

まあ、そういう次第で、最終日までにリベンジっつーか、もう一度落ち着いて見たいな、と思っていたのでした。

今日も平日でしたが、少し遅めの時間帯を狙ったので、私以外にもお客さんがいました。スタッフの人数も、なぜか今日は一人。おかげで、ゆっくりじっくり見てくることができました。メノラーの炎も揺れなかったしな(←わかるヒトにしかわからないネタでスミマセン)。



参考までに。

阪本トクロウさんの公式サイト
http://homepage3.nifty.com/tokuro/  

2009年4月19日 (日)

昨日の今日

今朝、息子のガッコからメール便が届きました。毎度おなじみ授業料の口座振替のお知らせってやつ。さすがに5年目ともなると、封筒の大きさと時期だけで、「アレだな」とわかるようになってるんですが。ふと見ると、表に見慣れない文字。

「 即 日 返 品 」

と、でっかい赤いゴム印が押されてるじゃないですか!

え? え? え? 何を即日返品するの? まさか、ウチの息子ですか? もしかして、アフォすぎて返品させてくださいっつーことですか?

恐る恐る開封してみると、中身はなーんてことない口座振替のお知らせと明細書でした。「即日返品」のゴム印は単なるミスだったようです。

昨日、息子のアフォっぷりをブログに書いたばかり。その翌日に「即日返品」って……(汗)。

いや、ネタじゃないですよ。ホントは画像をここに貼りたいくらいなんですが。ゴム印のインパクトがハンパじゃないし(笑)。でも、さすがに学校名の印刷された封筒を晒すわけにはいかんので自粛。

それにしても、なんてタイムリーなミスをしてくださるんでしょう、事務室の方々は! ちょっとだけ寿命が縮んだよ。


[本日の食卓の話題]
(21)の正しい読み方と、リトバスについて。

2009年4月18日 (土)

育て方が悪かったと言われりゃそれまでなんだけど。

ウチの息子はガッコの成績が極めて悪い。遊戯王カードのテキストを全種類覚えてたり、ジョジョの台詞をほとんど暗記してたりするくらいだから、決して記憶力は悪くないはずなんだけど、学校の成績となるともう壊滅的なんである。

で。前回のテスト、当然の如く、英語で赤点を取った息子。一週間後の追試は、なんと96点。だったら、最初からマトモに点を取れよ、30点あればOKなんだからさ、とさんざん罵倒しまくった私。

だって追試の点数って成績にはカウントされないじゃん! どんなに点数とっても追試は追試じゃん! だったら、フツーに30点取ってたほうがマシじゃん! なんでそれがわからんのじゃぁぁぁぁぁぁ!(号泣)

「けいおん!」見てたら、主人公の唯が似たよーなコトやらかしてたよ……orz

てか、アニメのネタレベルのアホだったのか、ウチの息子は! いや、ただのアホよりはネタになるアホのほうがマシかもしれんけどねぇ。「×××のシーンって、何巻だっけ?」って訊いたら即答してくれる息子って、便利ではあるけどねぇ。

いっぺんでいいから、追試以外でマトモな点数を拝んでみたい母であった。


[本日の食卓の話題]
4月期のアニメのヒロイン、誰が一番「美少女」か?(なんて話をしてる時点で……以下略)。

2009年4月17日 (金)

本を読まない人に貸す本

息子が本を読まない友人にラノベを4冊貸したらしい。

ラインナップを訊いたら、「キノとデュラララとロミオとみーまー」という返事だったので、思わず「みーまーよりブギーポップのほうが良かったんじゃね?」と、つい余計なことを言ってしまった。

参考までに

キノ
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=eishima-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4840215855&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr"

デュラララ
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=eishima-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4840226466&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr"

ロミオ
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=eishima-22&o=9&p=8&l=as1&asins=409451001X&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr"

みーまー
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=eishima-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4840238790&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr"

いや~、「みーくん・まーちゃん」も面白いんだけど、本を読まない相手に勧めたら……ドン引きされるよーな気がして。まあ、ドン引きされるのは息子であって私じゃないから、別にエエけど。本を選んで人に貸すって、こっちの趣味とか好みがバレバレになるから怖いんだよね~。

……なんてコトを考えてたら、部活の友だちに本を貸したときのことを思い出した。大学1年のとき。

彼女は文学部の英文専攻で、日本語の小説はほとんど読まないという。ただ、フツーに国語の成績は良い子だし、英語の文章なら読み慣れてる。ってなワケで、私が自分の手持ちの本の中から選んだのが、星新一のショートショート集とモーパッサンの中編と北杜夫の中編。

で、部室でそれを彼女に渡していたら、同じ1年の男子が通りかかり、「本読まねーヤツにモーパッサン? アホじゃね?」(←昭和の時代なので言葉遣いは若干違います)と鼻で笑いやがりました。もう殴ってやろうかと思いましたね。てか、殴れよ、大学1年の私!

だって、ちゃんと理由があって選んだんだよ。彼女、第二外国語がフランス語だったし、中編なら長編よりダレずに読める。それに、ふだん本を読まないならなおのこと、授業で使うか人に勧められるかしないとモーパッサンなんて手を出さないじゃん! てか、初心者だろうが上級者だろうが、面白い本は面白いんだよ! てか、文学部の読解力をナメんなっ!

……と、ちゃんと反論して、ぶん殴ってやりゃ良かったなあ。もちろんグーで(笑)。


[本日の食卓の話題]
ローレライの妖女が幼女でない点について(ガンダムXを視聴しながら)。

2009年4月16日 (木)

朝から噴いた

ヨコオタロウさんがブログで『転落』のことを書いてくださいました。

ヨコオタロウの日記
http://ameblo.jp/yokota6/

書いてくださったんですが。頭んとこに引用されてた文章を見てブッ飛びました。どんだけブッ飛んだかというとですね、朝だったもんでゴハン食べながら読んでたんですよ、私。パソの横にパンのお皿置いて、手にはコーヒーの入ったマグカップ。漫画とかアニメだったら、ブバーッってコーヒー噴いてましたね、確実に。

ただ、実際に「コーヒーを噴く」状態になってみてわかったんですが、人間には防衛本能っつーモノがあるわけで。

そのまんま前に向かって液体を噴いたら、ノートパソコンがヤバい。右向いて噴いたら、本棚がヤバい。左を向いて噴いたらジェニーちゃんコレクションがヤバい。後ろ向いて噴いたら、私の腰がヤバい(←カラダ固い上に腰痛持ち)。

となると、残る選択肢はひとつ。何が何でも噴かないこと。コンマ数秒の逡巡の後、口腔内のコーヒーはすべて鼻腔内へ。

いや~、人間の鼻腔ってけっこうな容量があったんですね~。ははははは(←棒読み)。

パソも本棚もジェニーちゃんも腰も全部守ったよ。……カットソーの胸元がコーヒーまみれになったけどな。まだ鼻の中が痛いけどな。

それにしても、よりにもよって、あの一文を引用するとは! たぶん、誰もやらないよね。フツーだったら、他の箇所を選ぶよね。

ヨコオさん、やっぱりアナタはタダ者じゃなかった!

2009年4月15日 (水)

短編『廃工場のティンカー・ベル』

ひとつ前の記事、読み返してみたら、なんだかアホ全開だったので、マトモな記事をもう1コ(いきなりトップにアレじゃ、ドン引きされるよね……)。

現在発売中の「小説現代」4月号に短編『廃工場のティンカー・ベル』が載ってます。今月22日までは店頭にあると思いますんで、良かったら手にとってやってください。よろしゅう。

歯科検診

今日は1年ぶりの歯科検診でした。

ホントは昨年の10月に行かなきゃいけなかったんですが、ずるずる先延ばしにしているうちに半年が経過。それでなくても虫歯ができやすいのだから、これ以上引き延ばすのはアカンだろうと、ようやく出かけたわけですが。

虫歯とかの治療だったらベテランの先生がやってくれるんですが、歯科検診の歯周病チェックとかクリーニングって、歯科衛生士さんの担当なんです。いつもは若い女の子なんですが、今年は若い男の子でした。メガネの! しかも白衣!

ほほ~眼福眼福……などと笑っていられたのも最初だけ。どうやら新人さんだったらしく。なんか、おっかなびっくり器具をいじってるのがわかるんですよ。しかも、「あれ? どれだっけ?」みたいに迷ってる様子がアリアリと!

こういうとき、こちらまで不安になると、相手がますます萎縮しちゃったりするんですよね。その結果、普段なら絶対やらないようなミスをやらかしたりする……とか。新人さんにありがちなパターン。こりゃあ、何が何でも平気な顔をせにゃあ、と思った私。

「このヒトは下手なんじゃなくて、内気で上がり癖があるだけ、ホントはすごく器用で、実習の成績も良くて、十年後には**歯科医院のゴッドハンドと呼ばれる衛生士に成長して、副院長(cv.中井和哉)とイケナイ関係になって、院長(cv.置鮎龍太郎)はそれが面白くなくて、嫌がらせにあーんなコトこーんなコトを……」

と、ひたすら妄想ストーリーを展開しまくって乗り切りました、約40分間。長かったです……。

[本日の食卓の話題]
「xxxHOLiC」と「ツバサクロニクル」、どっちを先に全巻買いすべきか?

『転落』(講談社文庫)発売日です

2004年に講談社からハードカバーで出た『転落』がやーーーっと文庫になりました。

ゲームディレクターのヨコオタロウさんの解説が付いて650円也! んでもって、装丁は、ゲーム「ドラッグオンドラグーン」のノベライズ本でも装丁担当だった松木美紀さん。なんだか、講談社なのに微妙にスクエニテイストな一冊であります。……中身、思いっきり黒いけどな(笑)。

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セブンアンドワイ

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どうぞよろしく~!

文庫の発売日だったので

半ば衝動的にブログ開設しました。

というわけで、とりあえずテスト。

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