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2009年5月

2009年5月31日 (日)

毎年5月31日になると、人間失格なキモチになるのはなぜだろう?

うわあああああ! 明日から6月だー!

ホントは長編できてるはずなのに、まだ100枚くらい残ってる……。ダメじゃん。

2009年5月30日 (土)

久々のセクロボ

私はすごい好きだったのに、まさかの低視聴率だったドラマ『セクシーボイスアンドロボ』のDVDをひっさびさに視聴。

やっぱ面白いよ~! 松ケンもいいし、スズカちゃんも可愛い。 脚本もいいと思う。なんで、これが視聴率低かったのか、さっぱりわからん!!! ホントにホントに面白いんだからっ! ココ読んでるヒト、レンタルして視聴してっ!

まあ、それはさておき。

配偶者が単身赴任先から帰省してきて、我が家のアニヲタ濃度は一挙に30%ダウン(配偶者はクラシックヲタクではあるけれど、アニメ&ゲームに関しては一般人レベルなので)。時折、配偶者向けに解説なんぞを織り交ぜつつの会話になっておるのであります。

でも、フツーの家だったら、こんなもんだよねー。てか、むしろ、一般人向けの会話がメインで、時折、ヲタ用語が混じるくらいだよねー。と思ったワケですよ。

「もしもアンタに妹がいたら、絶対、『お兄ちゃん、キモッ!」』とか言われてるよね」

と息子に言うてみたところ。

「妹がいたら? ふん。ウチに生まれたら、もれなく腐女子に決まってるだろ!」

……すみませんね。もれなく子供をヲタにする母で。


[本日の食卓の話題]
石段からもつれ合って転がり落ちる男子&女子を見て、元ネタがわかるヒト、30歳未満だとどれくらいいるんだろう?(『夏のあらし』今週放送分を視聴しつつ)

2009年5月29日 (金)

ぎゃ~~~~~っ!

昨日の深夜のことです(日付変わった直後くらい。なので、感覚的には一昨日の深夜)。

私にしてはめずらしく、就寝時刻が早かったんです。日付変更直前くらい。もともと寝付きは超良いほうなので、すぐに熟睡しちゃったんですよね。

ところが。ちょうどその熟睡中に電話がかかってきたらしくて……。

「らしくて」というのは、寝ぼけててほとんど覚えとらんのですよ。いや、「なーんか電話に出る夢を見たような気がするなー」くらいのもんで。

朝になって、「まさか夢じゃなくてホントに電話かかってきてたんじゃ?」と心配になり、通信履歴を見てみると。

ぎゃ~~~~~~っ! ホントに電話かかってきてたっ!

かけてきてたのは、同業者知人。でも、「ごめーん! 昨日寝ぼけてて、ヘンなこと言っちゃったかも。わはは」と言えるほどの仲ではない……(同い年だけど、業界的には先輩に当たる方なので)。

どどどどどどーしよう。寝ぼけてヘンなこと言っちゃってたらどうしよう。

……てなコトを考えて、昨日から悶々としてます(涙)。いや、その人はココを読んでないと思うから書いちゃうけどさ。

なんで、よりにもよって早寝したときに(それも爆睡モードのときに)電話来るかなあ。うう。


[本日の食卓の話題]
「靴下ははいていたのか否か。それが問題だ!」(SMAPのクサナギの記者会見を視聴した後で)

2009年5月28日 (木)

アリージョ

アリのように小さい女の子、のことだそうです。だいたい155センチまでの女の子を指すらしい。スペイン料理じゃなくて(それはアヒージョ)。

今朝、ご飯食べながら「ズームイン」見てたら、渋谷で「アリージョ」の女の子たちにインタビューするっつーのをやってたんですよ。なんでも、最近、小柄な女の子が人気だそうで。

まー、ラノベでも小柄な女の子需要ってあるもんね。『とらドラ!』の手乗りタイガーとか。

すると、テレビをじっと見ていた息子がいきなり、「こいつら、違う!」と一喝。

「背が低いのを気にして牛乳飲むとか、早く寝るとか、いろいろ手を尽くしてもやっぱり背が伸びないっていうところに萌えがあるんぢゃないか! こいつらみたいに、最初から小柄なのを売りにするなんざ、許せんッ!」

はー。そーですか(←棒読み)。

昨日から立て続けに訃報を聞いて、けっこうブルー&ダークになってたはずなんだけど。なんか、息子のアフォな発言で気が抜けちったよ。

2009年5月27日 (水)

訃報

今朝、出先で「栗本薫さんが亡くなった」と友人からメールを貰い、あわてて帰宅してネットを見てみると……昨日、亡くなられたというニュースがいくつもあって。

ジャンプ小説大賞の選考委員だった栗本さんは、私にとっての大恩人。十年くらい前に、栗本さんのお父様がお亡くなりになったとき、編集さんから「あなたにとって何を置いても駆けつけるべき人なのだから、葬儀には必ず参列するように」と言われて、初めて喪服を着て斎場に行きました(うちの家系はやたらと長寿だもんで、私、三十過ぎまで喪服を着たことがなかったんです)。

葬儀なんて初めてだったから、名刺も持ってなくて受付であたふたしたり、うっかりペンネームじゃなくて本名を書いてしまったり(たぶん、「このヒト誰?」って思われただろうなぁ)と、思い出しても顔から火が出るような状況ではありましたが。

今はもう、斎場でうろたえるような年齢ではなくなってしまったけれども、それでも恩人と呼べる人が亡くなるというのは、これほどの喪失感をもたらすものなのかと呆然としてしまいます。

ご冥福をお祈りします、という言葉がなんと空虚に感じられることか。言葉を扱う仕事をしていながら、こんなときに言うべき言葉が見つからない。

昼間からずっと考え続けているのだけれども。

2009年5月26日 (火)

類は友を呼ぶ

もうすぐ息子の修学旅行なのですが(豚フルさん騒ぎでイロイロイロイロありましたが、どうにか実施される運びに)、集合時間がめっちゃ早朝なのと、交通機関の兼ね合いで、息子の友だちを前日泊めることに相成りまして。

まー、ウチから乗れば始発なので集合場所まで座っていけるんですわ。どうせ、その友だちとは途中で待ち合わせて一緒に行くので、だったら前日、ウチに泊まっちゃえよ、と。

そんな感じで話がまとまったところで、息子がはたと膝ポンしまして。

「ヤツがウチに泊まるとゆーことは! 風呂場の戸を何気なく開けたら中から『キャーッ』というお約束のアレができるぢゃないかっ!」

しねえよ! フツーはな! アンタの友だちだからノリノリでやってくれるかもしれんけどさっ! でも、アンタらじゃビジュアル的に母はちーとも萌えられんっ! つまらん!

そしたらですね……。

「それくらい妄想力でカバーすべきだろ! それでも腐女子ですか、軟弱者!」

と、息子にめっさ怒られてしまったよ。妄想力の足りない母ですまんね。

……何かが激しく違う気がするけど。


[本日の食卓の話題]
定期テストの期間中、ゲーマーズに電撃文庫を買いに行く是非について。

てか、テストの真っ最中に電車乗ってラノベ買いに行くのはやめれ~! なんで朝のうちに母に言わんのだ! 今日はゲーマーズに行ってたのに。じゃなくて! テストの真っ最中にラノベ買うなっ!

2009年5月25日 (月)

『べるぜバブ』

ここんとこ、書籍・雑誌カテに偏ってる気がせんでもないけど。ま、いっか。実際、仕事してるとき以外は、書籍・雑誌読んでるか、ゲームしてるかだし~。

で、今週は『べるぜバブ』が巻頭カラーだったので、朝もはよからコンビニ行って、週刊少年ジャンプ26号を購入。やーーーっと葵姐さん登場だぜ、燃えるぜ(←萌えじゃなくて)、ベル坊らぶりーだぜ、などとアフォなつぶやきを連呼しつつ読む。

いや~、ひっさびさにストライクゾーンど真ん中に来た少年漫画ッスよ。連載続いてくれるといいなー。

そういや、コレ読んでて思い出したんだけど、少子化の影響で暴走族だのレディースだのって、人数集めが大変らしいですね。昔は北関東統一とか、彼らには「偉業」(一般人には単なるメイワク)だったそうですが、今はチーム数減っちゃったもんで、偉業っつーほどじゃなくなっちゃったとか。

インターハイに出場するのはチョー大変だけど、インターカレッジのほうはそうでもない(あくまで、出場するだけなら。優勝となるとやっぱチョー大変でしょう)、みたいな感じなんでしょうね。まあ、週刊誌だったか何かの記事なので、真偽のほどはイマイチわかんないけど。


[本日の食卓の話題]
三次元の「ボク女」は絶滅危惧種なのに、二次元の「ボクっ娘」はどんどこ増殖しているのは何故か?

2009年5月24日 (日)

『風の中のマリア』

本に挟まってる新刊案内の、ほんの数行の解説とタイトルで即買いしたものの、ずーーーーっと積ん読状態だった『風の中のマリア』(百田尚樹著・講談社)をようやく読了。

まだパソコンのディスプレイを見続けるには本調子じゃなくて、ちょこっと仕事しては本を読む……みたいな一日だったので、ハードカバーを読むにはちょうどいいかなーと。

半分くらい読んだらまた仕事しようと思ってたんだけど、面白くてイッキに最後まで読んでしまひました。うん。面白かった。即買いは正解でした。てか、主人公がオオスズメバチで、どうやら擬人化されてるらしい、という時点で買うよね~(笑)。

ただ。私、虫が死ぬほどキライなんですよ。殺虫剤のパッケージに印刷されてる虫の写真でさえアカンのです。息子が小さかった頃も、虫の絵本と昆虫図鑑だけは買い与えませんでした(親のエゴってやつですな)。ポケモンも虫系は絶対パーティに入れなかったくらい。

ところが、『風の中のマリア』は主人公がオオスズメバチ。ハチの成虫はもちろん、幼虫も出てきます。それどころか、各種昆虫勢揃いであります。まともにイメージしたら、それだけで、わたしゃ即死ですよ。もうコンマ数秒の勢いで瞬殺される自信アリですよ。

ってなワケで、著者の方には申し訳ないのですが、勝手に脳内でマリアたちをクレイモアに置き換えて読んでみたんです。女王バチは「深淵の者」のイメージで。凄腕の女戦士がいっぱい、といえばやっぱり、漫画『CLAYMORE』(八木教広著・ジャンプコミックス)でしょう!

そしたら、コレが意外と合うんですわ。うっかり、リアル昆虫イメージが浮かんで(まあ、著者の筆力に負けたっつーか)、全身トリさんになりそうな箇所もありましたが。それでも、思いっきりマリアに感情移入できたし、好敵手との対決ではホントにドキドキしたし。

読み方としては、とんでもなく邪道だとは思うんですけど、極度の虫嫌いの人にはオススメです。虫がニガテという理由でこの本を読まないとしたら、そっちのほうがもったいないもん。

2009年5月23日 (土)

熱、下がりました

どうやらインフルエンザではなく、やっぱりフツーの風邪だったようで。ビタミンCと液体カコナールと睡眠。コレで今回も乗り切りました。

ホントは今日、某所で集まりがあったんだけど、キャンセルしちゃったんだよね。うー。もったいないことした。でも、この時期、鼻ぐすぐすやってる参加者って大ヒンシュクだろうし。たとえフツーの風邪であっても、キモチ的に。

で、寝込んでる間に、『フランバーズ屋敷の人々』(K.M.ペイトン著・岩波少年文庫・現在絶版)全5巻読了。

これは少し前に日経の夕刊で紹介されてたもので、子供よりもむしろ大人が楽しめる大河小説、というふれこみだったので、ネットで即買いしたもの。

この手の小説って好きなんですよ。『風と共に去りぬ』とか『チボー家の人々』とか『ソーン・バーズ』とか。大家族と駆け落ちと戦争の三点セット。そんなに長くないし、駆け落ちも出てこないけど、赤毛のアンシリーズの最終巻『アンの娘リラ』なんかも、よく似た系統の話として好き。

で、『フランバーズ屋敷の人々』ですが、舞台はイギリス。主人公は12歳(1巻冒頭の時点で)の孤児クリスチナ。彼女が引き取られたフランバーズ屋敷には、マークとウィルという従兄弟がいて、お約束の三角関係の後に片方と駆け落ちして……という話です。んでもって、絡んでくるのが第一次世界大戦。『キャンディ・キャンディ』と同じ時代、同じ国ですな。

駆け落ちした相手が死んじゃって、子供を抱えたヒロインが大奮闘して再婚、というお約束どおりの展開で進むのは、3巻まで。というか、これって最初は3巻で完結してたらしい。で、4・5巻はその後日談。

この後日談がスゴイんですよ。子供向けの本でここまで書くか!?みたいな内容。何より、子供(少なくともイギリス人以外の)には、クリスチナの最終的な選択の理由が理解できんと思う。いや、私だったら二十代前半までは理解できんかったね、たぶん。

というのも、当時のイギリスがもんのすごい階級社会で(今も、かもしれませんが)、その壁を越えることがどれほどの困難を伴うか、という知識がこの話を読み解くには必須条件なんですわ。でないと、クリスチナがすげーイヤな女に見えてしまう。

お金を積んでも入っていけない場所があるって、お金さえあれば学生でもグリーン車に乗れる環境にいるとピンとこないんだよね。

この辺の「階級の壁」がイギリスの小説なんだなーと思いました。『風と共に去りぬ』(アメリカ)にも要素としては出てきたけれども、そういう枠組みが南北戦争によって壊されていく話だったし。『ソーン・バーズ』(オーストラリア)にもちらっと出てはきたけれど、階級の壁よりもむしろ宗教的な壁がメインだったし。

夕刊にも書いてあったけど、このシリーズが絶版というのが本当にもったいない。子供向けじゃなくて、大人向けに復刊してくれないかなあ。子供向けの5巻分だから、ハードカバーにすれば上下巻くらい?

ちなみに、「オーストラリア版風と共に去りぬ」と言われた『ソーン・バーズ』全3巻(コリーン・マッカラ著・講談社文庫)も絶版。こっちも復刊して欲しいなー。復刊ドットコムにリクエスト出そうかしらん。

2009年5月22日 (金)

キタ……?

なーんかだるいもんで、念のために熱を計ってみたら、37度4分でした。関節痛はナシ。

ここんとこ人混みに行きまくってたからなー。何を貰ってきてもおかしくないよね。フツーの風邪でも豚フルさんでも(←「豚フルさん」って、なんかカワイイ。関西人のセンスに脱帽です)。

とゆわけで、大急ぎで家の中の掃除をすませ、備蓄食糧を確認し、布団を敷いて、枕元に漫画を山積みにして、準備おっけー!

あ、当分の間、「本日の食卓の話題」はお休みです。中間試験を控えた息子にうつすわけにはイカンので、家の中では常時マスク着用とし、食事もアニメ視聴も別々にする予定ですんで。

2009年5月21日 (木)

土・火・土

昨日は、知り合い(同業者)と深夜の長電話。広島の話とか、忌野清志郎がグラサンはずした澁澤龍彦に激似だとか、そんな話で盛り上がりつつ、なぜか話題が『嵐が丘』になりまして。

「エミリ・ブロンテって、絶対、乙女座だよね~。あのネクラさ加減っつーか、陰湿さっつーか、ヒキコモリっつーか」

というところで意見の一致を見て(ちなみに、私もその知り合いも共に乙女座です)、裏を取るつもりでぐぐってみたら。

……ハズレ。7月30日生まれの獅子座でした、エミリ・ブロンテ。

そういや、姉のシャーロットと妹のアンは何座だったんだろうと思い、調べてみると。

シャーロットは4月21日生まれで牡牛座、アンは1月17日生まれで山羊座。つまり、二人とも土のエレメンツ。これで、エミリが乙女座だったら、三人とも土で、なんだかスゴイことになってましたな。土のエレメンツの特徴は、オブラートに包んだ言い方をすれば、インドア人間。身も蓋もない言い方をすれば、ネクラのヒキコモリ。

なるほどなー。エミリが乙女座の皮を被った獅子座なワケだ。牡牛座の姉と山羊座の妹に挟まれてたんじゃ、そら影響受けまくりでしょうな。いや、彼女自身が影響を受けたんじゃなくて、単に作中のキャラクターに姉と妹の性格が反映されてただけかもしれませんが。

それにしても、十二星座中、最もハデ好きで女王様な獅子座が、地味ィな牡牛座と山羊座と共にヒキコモリ生活を送るって、どんな感じなんだろう? 苦痛だったんだろうか? それとも、狭い世界とはいえ「私が女王様よ。ほーっほっほっほ!」なポジションが常に確保できて満足だったんだろうか?

ちなみに、『嵐が丘』という同名の曲を作ったケイト・ブッシュは、エミリと同じ7月30日生まれだそうな。


[本日の食卓の話題]
「アスラクライン」にいい加減、中井サンを出して欲しい件について。

2009年5月20日 (水)

なんかイロイロあわただしかった

今日は朝から洗濯して仕事して生協の宅配受け取って仕事して掃除して仕事して……みたいな感じで夕方まで、わたわたしてました。

で、夜は知り合いのライブだったので、夕方から渋谷へ。ウチの最寄り駅はマスク率がめっちゃ高かったのに、渋谷に着いたら、だ~れもマスクなんてしてませんでした。ま、こんなもんよね。若い子はマスクなんてしないもんね(ちなみに、ウチの最寄り駅はオジオバ率が超高いのです)。

ロフトの文具売り場で友だちのマツキさんと待ち合わせて、シブヤ西武B館8階へ。ここのオルタナティブスペースとやらで、「クリエイターズエコ―シブヤスタイル」というグループ展をやってるのです。例によって阪本トクロウさんの絵が見られるので、足を運んだ次第。

ところが。8階の案内図を見ても「オルタナティブスペース」なんて載ってないんですよ。これは美術画廊の人にでも訊くしかないか、と思って歩いていくと。壁際に額縁がかかってるのが目に入り……。ありました! すんごく小さなスペースだから、わざわざ案内図には載せてなかったんだろうなあ。阪本さんの絵が一枚しかなくて、ちょっと残念。

その後、ファミレスで晩ご飯食べて、だーらだーらとおしゃべりして(知り合いはトリで出演だったので、始まるのが遅かったんです)、渋谷屋根裏へ。

演奏中にちょっとお行儀の悪い男の子たちがいたもんで、思わず「そこの男子! 手すりの登っちゃダメでしょ!」と腰に手を当てて怒鳴りつけたくなりました(←小中学校では、仕切りたがりの委員長タイプだった)。

ライブに来てたウメムラ君から、「Phantom」のゲームソフトを貸してもらいました。いや、先日、ココで「Phantomのゲームやりたい~!」と絶叫したら、即「貸しましょうか」とメールくれたんですよ。やっぱ、持つべきものはゲーヲタの友だちですな。

……なんて言ったら、「オレはヲタクじゃない!」って否定するんだよね、ウメムラ君は(笑)。

でもでもでも! キミはヲタクがいかにして進化を遂げていくか、そのプロセスがまだわかっていない!

「オレって、ひょっとしてヲタク? いや、けっこうヲタクかも」と自覚し始めるのが第一段階。ところが周囲に仲間が増えて、自分の知識や情報のレベルがわかってくると、「オレもまだまだだな」と思うようになり、「そうだ、オレはヲタクなんかじゃない。この程度でヲタクを名乗るなんておこがましい」となるのが第二段階(←ウメムラ君は今、ココ)。ヲタクと言われて激怒したりするヒトも、この第二段階ですな。

だいたいね~、「自分よりもっとすごいヤツがいる」とか、ヲタ度のランクがわかるのは、それなりのキャリアとスキルがあってこそ。ホントに一般人だったら、そもそも「すごい」かどうかなんてわかりませんぜ。

で、第三段階はですね、「自分よりもっと重度のヲタクはいっぱいいるけど、この程度では自分的には全然ヲタじゃないけど、一般人から見れば同じなんだよね。どっちもヲタクなんだよね。うん、やっぱり自分はヲタクなんだ」と、オノレを受け入れるワケです。ちなみに、第二段階から第三段階を分けるモノは、情報量でも知識でも人脈でもなく、単純に年数ですね。第二段階から十年くらい経てば、たぶん、誰でも第三段階に至ります。

第四段階は……わかりません(笑)。あるのかなあ、ヲタクの最終進化形態。


[本日の食卓の話題]
「『夜は短し歩けよ乙女』の漫画版を描いてる人は『時かけ』の漫画と同じ人らしい」

よーするに、息子は「『夜は短し』の漫画、買おうよ~! てか、買って~!」と言いたいらしい。ふん! その程度で母に財布を開かせようとは甘い! 甘いわっ! だいたいこれ、全部で5巻も出てんじゃん! 全部買ったら2877円もするじゃん! あれ? でも、bk1の1万円キャンペーン(本を1万円分まとめ買いすると、1000円分のギフト券がバックされる)にあと2500円で応募できるんだっけ。コレ入れたら、1万円超えるなー。いやいや、いかんいかん。詭弁踊りのシーンも確かめずに全巻購入するなんて! でも……うーん。いかんっ! でも……。

2009年5月19日 (火)

マスクと宅配

先日、静岡から自宅に荷物を送ろうと(主にガンプラ)、宅配便の集荷に来て貰ったんですが、その際、ドライバーの方がやたらめったら咳き込んでたんですよ。マスクなしで。

配達ではなく集荷なので、私が伝票を書き終えるまで、ドライバーの方は玄関先でげほげほげほげほ……。

まあ、思いっきり人混みに行きまくってた私ですから、どうこう言う筋合いはないけれども、これがもしも外出を自粛して感染予防に努めてる人だったら、ものすごくイヤだっただろうなーと思った次第。

ヤマト運輸のサイトを見てみたところ、「感染が拡大された地域では配達員がマスクを着用します。ご理解お願いします」といった趣旨のことが書いてある。なるほど、静岡は感染が確認された地域じゃないから、対象外だったわけね、と納得。

まー、最近は配達員を装った強盗とかが出没してるから、配達員さんたちもマスク着用しにくいよね。

でも。宅配便の荷物って全国から集まってくるわけじゃん? ってことは、感染が確認されていない地域の配達員こそマスクを着用して、感染防止に努めるべきなんじゃね?

強盗と間違われてドアを開けてもらえないのは困るから、いっそマスクにでっかく「クロネコヤマト」と印刷するとか、どうでしょう? この際だから、マスクの色も白じゃなくて、ヤマト運輸は黒(黒ネコだから)、日通は黄色(ペリカンのくちばしの色)、みたいな感じに各社でカラーを決めておくとか。佐川急便はもちろん、フンドシの赤ね!(笑)

という冗談はさておき。今回は弱毒性だけど、強毒性の新型インフルが発生したときに備えて、今から社名入りのマスクを用意しておいても良いんじゃないかと思うんですが。強盗と見分けるのにも有効だと思うし。

その分のコストは業界で一斉に料金に上乗せしてもいいと思うの。不要不急の外出を控えれば、その分、通販を利用する回数って増えるだろうし。利用者も安全のための料金値上げは受け入れるべきだと思う。それでなくても、配達員さんたちの労働環境って過酷なんだしね~。


[本日の食卓の話題]
イベント会場におけるヲタの気配りと品格について。

2009年5月18日 (月)

静岡よかとこ(笑)

ケータイからの更新が続いておりましたが、ようやく帰宅して、自宅のパソからの更新であります。あー、両手の指が使えるってスバラシイ! てか、指一本でメール交換しまくってるギャルたちってスゴイ!(笑)

いや~、それにしても、静岡って楽しいトコですね~。ガンプラ工場はあるし、新幹線はフツーの高さで走ってるし(東京近郊はたいてい高架になっちゃってるので、車体がまともに見えんのですよ。つまらん)。さすが「ホビーのまち静岡」ですな。

個人的には、タカラトミーの工場とか、ボークスの工房とかがあれば言うコトないんですが。てか、それがあったら、静岡定住を考えるよ、マジで。

それと、今回、静岡市内を歩き回って気づいたんですが。

お菓子屋さん(和洋問わず)がやたらめったら目に付いたんですよね。どーってことない住宅街を歩いてたら、5分ごとにケーキ屋さんがあったり(駅に向かう約20分間に4軒、ありました)。殺風景なバス通りに、何やら由緒正しげな和菓子屋さんがあったり。

静岡市って、そんなに人口多くなかったよね? フツーの地方都市だよね? なのに、このお菓子屋さんの数はいったい? 静岡のヒトって、パンの代わりにケーキを食べてるとか?

たまたま私がケーキ屋さんのある通りばかりを歩いてただけかもしれませんが。


[本日の食卓の話題]
大杉~ッ! 死ぬな~ッ!(「東のエデン」を視聴しつつ)

2009年5月17日 (日)

静岡は一日雨でした。

風も強いし、大荒れのお天気で。でも、またまたガンプラ工場行きました。


昨日より館内見学の人が多かったのか、行列がえらいことになってたので、物販コーナーへ直行。限定Tシャツとフツーのガンプラ買いました。


で、この行列の最中、配偶者に会社から緊急連絡網。明日は出勤前に必ず検温、通勤はマスク着用とのこと。こういう連絡網が配偶者の会社にあったの、初めて知りました。


確かに、このイベントで静岡市内はチョー危険地帯になってると思うんだよね……。私が帰っちゃった後、大丈夫かなあ(単身赴任中なのです)。


だったら人込みに行くなって話ですな(笑)。わかっちゃいるけど~。

2009年5月16日 (土)

本日の戦利品

てか、散財の記録ですな。むしろ懺悔?(^_^;)


エコプラ(廃材で作ったガンプラ。黒いです)8コ。

貨物時刻表(社団法人鉄道貨物協会ってとこから出てます)。貨物列車整理ダイヤ。

こっこ・玉露あずき(地元のお土産物です)2箱。

……思ったより散財してないじゃん(笑)。ガンプラ工場の限定じゃないほうの物販コーナーには行かなかったもんなー。もうずっと人大杉だったもんで。


明日、もういっぺん行けばいいか、物販コーナーは(おい!)。

撤収~♪

静岡ホビーショー@ツインメッセを超駆け足で見て回る。戦車の模型とか、ラジコンのでっかいヘリとか(あんなんどこで飛ばすんじゃろ?)。


それから、エアガンの音が意外に大きくてビックリ。サイレンサーつけた銃とどっちが大きいんかなあ……。


バンダイのブースはあまりにも人大杉で近づくことすらできませんでした(T_T)。


そんなこんなで、本日は撤収であります。

ドクターイエロー見た!

トレインフェスタ会場からツインメッセに移動するために、シャトルバスを待ってたんですよ。東静岡駅前で。

ここって、真横を新幹線が走ってるんですが、なんと! 700系ドクターイエローが通過!

ドクターイエローっつーのは、点検用の黄色い車両。色違いポケモンみたいな新幹線です。んで、ポケモンと同じく色違いは希少。私も初めて見たよ。


すごいなぁと思ったのは、その場でバスを待ってた全員が「ドクターイエローだ!」と叫んだこと(笑)。


ま、トレインフェスタから移動する人たちだもんね~(^_^;)

トレインフェスタへ

行列すること1時間半、やっと限定エコプラをゲット。

その後、館内の展示を見て、生産ラインをガラス越しに見学。中は完全に機械化されてるので、だーれもいません。でっかい機械だけが黙々と、シャア専用ゲルググを作ってる光景は、なかなかに面白うございました。


タカラのいわき工場で、ピンクの作業服のお姉さんたちがリカちゃんを組み立ててたのと対照的でありました。

ガンプラ工場を撤収した後はトレインフェスタへ。お昼ご飯に駅弁食べました。


つづく(笑)

ガンプラ工場にいます

普段は入れないガンプラ工場、今日はイベントで一般公開してるので、来てます。並んでます。

画像添付できれば、写メで実況しようと思ってたんですが、テキストのみです……。

それにしても、まだ30分前だというのに、すごい行列ですよ。先頭が全然見えん~!

2009年5月15日 (金)

画像添付できない…(T_T)

ケータイからの記事投稿、文字だけならできるんだけど、画像添付だとアカン~(T_T)。

なんでやねん~!

うう。せっかく、明日はガンプラ工場に行くのに~!

2009年5月14日 (木)

ヲタク美容室

……なんて書いてるコト、店長が知ったら激怒するだろうなあ(笑)。

いえ、私の行きつけの美容室なんですが、そこの女性スタッフ2名が超が10コつくくらいの漫画好き。うち1名は、私に『堀さんと宮村くん』を絶賛お薦めしてくれた子(4月24日参照)。

今日は私が店に行った際、彼女たちは二人とも不在で、「あー、今日はヲタクたち、いないから。ヲタクその1は休みで、その2は休みじゃないんだけどヘッドスパの作業中。ゴメンね」と、店長がサラリと言ってくれやがりました。

いつも私に面白い漫画情報を提供してくれる彼女たちに、ここの店長はかように冷たいのでありますが、実はこの店長自身が結構なゲーヲタ。セガのハードを全機種持ってて、『ジョジョの奇妙な冒険』を精読し尽くしていると言えば、そのヲタ具合はご理解いただけましょう。

たぶん、漫画好きの女性スタッフ2名よりも、数倍はヲタ濃度が高いと思われることから、私は店長のことを「ラスボス」と命名しております。性格もドSだしな!

この店、パッと見はオシャレな内装でありながら、店の奥に『ハチワンダイバー』だの『ホムンクルス』だのを常備していて、特定の客にだけコソッと読ませてくれるという心利いたシステム。しかも、「あっ、表紙を上にしないでくださいっ! 他のお客さんに見えたら店長に怒られるっ!」という気配りの行き届いた美容室なのであります。

いや、もちろん、この店には非ヲタなスタッフもいるんですが、休みの日にスタッフ全員で『DMC』だの『劇場版エヴァンゲリオン』だのを見に行っちゃうあたり、「ヲタク美容室」の名に恥じぬ店と言えましょう。

何より、店長の腕がもんのすごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉく良いんですよ。なんていうか、美容師としてのパラメータが全部カンストしてるっつーか。

カット:MAX
ブロー:MAX
カラーリング:MAX
スタイリング:MAX
商魂:MAX

……こんな感じ。

んでもって、若い男性スタッフ2名がイケメン(うち1名はメガネ男子)。いやもう、頭の腐った女ヲタクにとって、地上の楽園ですよ! この店がなくなったら、私、生きていけないかも。まさに失楽園。


この記事、「美容・コスメ」のカテゴリに入れちゃったんだけど……いいよね?(笑)


[本日の食卓の話題]
今期視聴中のアニメで、「これが××の真の力よ」という台詞が果たして何回出てくるか?(注・類語として「これが××の真の力!?」という疑問形も含む)

テスト

以前、うまくいかなかったケータイからの更新に再挑戦。

今度こそ~!

2009年5月13日 (水)

『闇屋になりそこねた哲学者』

この本、某所で紹介されてたんだけど、著者が「昭和20年夏、江田島の海軍兵学校にいた」というので、購入。江田島といえば広島。ウチの先生がたとけっこう近い場所にいたんだなあ、と。

以前から、ハイデガーの研究者で中央大の先生でもあった木田元氏の本を読んでみたいと思ってはいたんです。いちおー、私も哲学科出身だし。広大に落っこちてたら、中央大の哲学に行ってたはずだし(入学手続きもしてた)。

ただ……ねぇ。モノがハイデガーだもんで、ひっじょーーーーに敷居が高かったんですよ。「ハイデガー=超難解」っていう刷り込みがあったし(その刷り込みは間違っていなかったことがこの本を読んでわかりました)。

そんなこんなで、ずっと手を出しかねていたんですが、某所の記述によれば、この本はエッセイで、しかも読みやすいという。それで、ソッコーお取り寄せと相成ったわけです。

フツーにエッセイとして読んでも面白かったけど、元・哲学科の学生の視点で読むと、これまた面白い。てか、なんで哲学科の先生って、こんなに似てるの~!?

もちろん、東京と地方とではいろんな事情が違うと思うんだけど、それでも、哲学科の先生がたの顔が脳裏をよぎりまくりですよ。

で、闇屋になりそこねた木田先生に一番似てると思ったのが、学園紛争の時代にバリケードをかいくぐって研究室に潜入し、古い資料を風呂敷に包んで持ち出したN川先生。なんでも、昔の資料って使われてる紙のせいで水に濡れると一発でダメになるらしいんですよ。で、警官隊が放水でもやらかしたら、貴重な資料がすべて失われてしまう、というわけで、N川先生は深夜、決死の潜入を試みたんだそうです。当然、学生に見つかればフクロにされるは必至。

まあ、木田先生は終戦直後の混乱期で、N川先生はそれよりずっと後、持ち出したモノも米と本という違いはあるわけですが、なんていうか……似てると思ったんだよねぇ。仮にお二人を入れ替えても、双方とも難なくミッションクリアしてたであろうあたりが(笑)。

とまあ、哲学に関係ないエピソードも面白かったんですが。一番ビックリしたのがですね……。

「ハイデガーは実存哲学とはちがう」

という一節。

えええええええええ!? だって、私ら、高校の社会科で、「ハイデガーは無神論的実存主義」って習ったよ? 模試にも出たよ? たぶん、入試問題にも出てると思うよ?

その根拠もちゃんと書かれていて、「なるほどね~」だったのですが(ヒント:「ハイデガーは実存哲学とはちがう」であって、「実存哲学ではない」ではない)。

でも、ビックリした。んでもって、卒論にハイデガーを選ばなくて良かったと、つくづく思った……。


[本日の食卓の話題]
「私メリーさん。今、あなたの後ろ(or家の前)にいるの」の対処法について(後ろ蹴りすりゃいいんじゃね? アヴドゥルみたく玄関ガラスに飛び込めばいいんじゃね?等々の案が出たものの、どれも決め手にならず)。

2009年5月12日 (火)

『夜は短し歩けよ乙女』

今更感アリアリなんですが、『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦著・角川文庫)読了。いや、気になってても、なんか手を出しそびれてる本ってあるっしょ? 「そのうち読もう」と思って幾年……みたいな。

なんで今更かというと、息子が「『夜は短し歩けよ乙女』ってウチにある?」と訊いてきたもんで、そうだったまだ買ってなかった、と改めて思った次第。

ちなみに、以前、同じ本をダブって買ってしまうという痛恨のミスを犯して以来、互いに購入前に確認を取るのが習慣となりました。面白い本がダブったのなら誰かにあげればいいけど、そのときのはイマイチだったんだよね……。

で、さっそく取り寄せて読んでみたところ、ひっじょーーーーに面白くて、「こりゃ他のも読まにゃなるまいて」と思い、調べてみたら。

『太陽の塔』の作者だったのか! 全然気づかなかったよ。すごく面白くて笑い転げた記憶はあるんだけど。

とまあ、そんな次第で、息子に「チョー面白かったよ。読め!」と本を差し出したら。

「そんなん、とっくにトモダチに借りて読んだよ」

と、つれない返事が。ふん、いいもん。母もトモダチに貸すからいいもん!


本といえば、先日3冊まとめて購入した藤堂志津子、どれも面白うございました。短編集と長編と直木賞受賞作、というチョイスだったんだけど、ハズレなし。私、こういう小説も好きだったんだなーと、ちょっと発見した気分でありました(いや、もともと恋愛小説を好んで読むほうではないので)。

あ、そうそう。昨日、「食卓の話題」が抜けてたのは書き忘れたワケじゃないです。今週分の「Phantom 」を食い入るように見てたせいで、会話が発生しなかったのでありました。やっぱ食事時に視聴するのは「けいおん!」とか「ハヤテ」とか、ツッコミ入れやすいものがいいのかも。


[本日の食卓の話題]
「ダメ絶対音感」の初出について。

2009年5月11日 (月)

私、もうダメかも……。

先日、注文してた漫画『殿といっしょ』(大羽快著・メディアファクトリー)読了。

コレ、知り合いの時代小説家の方からのオススメ本。先日、電話でしゃべってたときに、「最近、戦国ブームですね~」みたいな流れになったんですが、その方がため息混じりに言うには「戦国ギャルって、史実にのっとって書いてるのに『キャラが違ーう! こんなの××××じゃなーい!』ってクレームつけてくるんだよねぇ」とのこと。

そりゃあ、戦国BASARAのキャラで入ってきた女の子たちにしてみれば、「お館様とプロレス技掛け合わない真田幸村なんてあり得ない~!」「「ヒゲの謙信様なんてもってのほか!」ってなもんなんでしょう。たとえ史実では徳川家康のほうが伊達政宗よりずーーーっと年上でも、BASARAに慣れた目にはオッサンの家康には違和感ありまくりだろうし。

とはいえ、設定どおりに書いているのに「キャラが違う!」と言われたときの、何とも割り切れない思いは身に覚えがあり……(キャラのとらえ方と、脳内美化の度合いって、ホントに人それぞれだし)。「ちゃんと書いてるのに、違うって言われても困っちゃいますよねぇ」と思わず同意した私。

そう、やっぱり英語しゃべる伊達政宗なんて違うワケだし、本田忠勝が空を飛ぶっつーのも絶対間違ってるワケだし。虚構は虚構、事実は事実と、ちゃんと分けて楽しむのがオトナのユーザーってもんでしょう!

……と思ってたんです。心底から。『殿といっしょ』を読むまでは。

ちなみに、『殿といっしょ』とは、帯のコピーのとおり「戦国武将の4コマ漫画」で、史実をキッチリおさえた上で、戦国武将をギャグにしてる作品。面白いです。

面白いんですよ。面白いんですけど……。

 キ ャ ラ が 違 う !!!

ああ、言ってしまった。オトナのユーザーにあるまじき台詞を。

仮面つけてない半兵衛様なんてイヤ~! エロくない濃姫なんてイヤ~! ツンデレじゃない浅井長政なんてイヤ~! ヤンデレじゃないお市なんてイヤ~! ショタじゃない森蘭丸なんてイヤ~! 人語をしゃべる本田忠勝なんてイヤ~!(←BASARAでは本田忠勝はロボなので、起動音はあっても声はありません)

それよりも何よりも。

刀1本しか持ってなくて英語しゃべらない伊達政宗なんてイヤ~!

ていうか。

カッコよくない伊達政宗なんて絶対絶対イヤ~~~~~~~ッ!

……そこですよ。ええ。一番の不満は「自分の好きなキャラがカッコよくない」ってこと。

ああ、戦国ギャルのみなさん、ごめんなさい! 私、「自分の好きなキャラとイメージが違うくらいで文句言うなんて」とか思ってました。ごめんなさい。「別の作品なんだから、当たり前じゃん」なんて思ってました。ごめんなさい。光の速さで脳内土下座してます、今。

ちゃんと作品そのものは面白いにも拘わらず、「違ーう!」と文句を言いたくなるこの理不尽なキモチ。

てか、私が単にダメな大人なだけですか? ……ですよね。やっぱり。

2009年5月10日 (日)

『phantom-requiem for the phantom』

アニメ『phantom-requiem for the phantom』がチョー面白いもんで、原作のゲームもやってみたいなあと思い(あ、PS2版のヤツね。パソゲーは18禁だもんで、私しかプレイでけん)、ぐぐってみたところ。

えっらい古いゲームだったのね……。amazonに中古(プレ値)で出てる以外、どこを探しても軒並み売り切れ。楽天なんて、中古すら売り切れだったよ……(T_T)

PSPあたりに移植されんもんかのう。と思って、ニトロプラスさんのサイトを見てみたんだけど、情報ナシ。がっくし。

てか、アニメ見て「原作ゲームやりたい」ってヒト、私だけじゃないと思うの。2クールもあるんだから、話が進むにつれて、きっとゲームしたいってヒト、増えると思う。

廉価版とかで出してくれんもんでしょうかね?>ニトロプラスさん

いや、いっそアクションゲーとして作り直して出して欲しい。……あ、それだとCEROがZになっちゃうからダメか(銃で人殺しまくるゲームになるもんね、設定上)。

あーもう、なんでもいいからPhantomのゲームやらせてっ!

そういや、今日が母の日だったことを思い出し、「カーネーションじゃなくても、みたらし団子でいいから」と、『電波女と青春男2』(入間人間著・電撃文庫)を手につぶやいてみたら、しぶしぶ息子がチョコチップクッキーを買ってきてくれた。

母の日になんか買ってもらったなんて初めてだったので、「わーい」と素直に喜んだら、「感謝するよーに」と偉そうにふんぞり返りやがりました、息子。いや、買ってもらってナンですけど、母の日って、母に感謝する日でしょ? 母に「感謝せい」と強要する日じゃないでしょ?


[本日の食卓の話題]
藤和エリオの衛生面での問題について(←『電波女と青春男』のヒロインです)。

2009年5月 9日 (土)

うつされなー、こりゃ。

とうとう国内で感染者が出たインフルAじゃなくて、たぶん、フツーの風邪だと思うんですが。関節痛くないし、微熱だし。

一昨日、「マクベス夫人」を見に行った際、隣の席のオバサンがやたらめったら鼻をずるずるさせてやがったんですよ(マスクしてたけど)。んでもって、途中からコート羽織ってガクブルしやがるし。

そんな体調でオペラなんて見に来るなよ、と。まあ、このご時世に人が集まる場所に出向いた私も同罪ですが。

帰宅途中、コンビニに立ち寄ってビタミンCのサプリを買い、昨日と今日は自宅でおとなしくしてたんですが、昼ご飯を終えた辺りから、やたらと眠い。この「やたらと眠い」っていうのは私の場合、風邪の前兆なので、布団かぶって午後8時頃まで寝て。

起きたら、37.4度。フツーに風邪でした。やっぱ感染源はあのオバサンだわ(2日後の発症だし)。

ここで、ふと思ったんですが。新型インフルって、人から人へ感染していくうちに変異して強毒型になる可能性もあるわけですよね?(過去のスペイン風邪の大流行のときは、第一波は弱毒型で死者が少なかったけど、第二波が強毒型に変異してて大量の死者を出した、とテレビで言うてたし)

ってことは、今のうちにサクッと感染しちゃって抗体を作ったほうが安全ってコトないですか? 現時点のウィルスは弱毒型ってわかってるわけだし。今後、強毒型に変異しても元が同じなら、抗体として有効なワケですよね?

なんで、こんなことを考えてるかというと、私、アレルギーがあってインフルエンザワクチンの接種がでけんのです。なので、新型のワクチンが製造されるのを待つという選択肢がないんですよ。絶対にウィルスをもらわないか、体力バリバリのときにもらって軽症(もしくは発症ナシ)で済ませるか、のどちらかしかないワケで。

まあ、専門家の方々は全然そんなコトはおっしゃってないので、たぶん、「今の時点でうつっちゃったほうが安全」ってことはないんでしょうねぇ。それに、弱毒型だって、発症したら大変なわけだし。

どっちにしても、風邪が治るまで、引きこもって生活することにします。って、いつもと同じじゃん(←基本的にヒキコモリ)。


[本日の食卓の話題]
最近の「タユタマ」に、ちーとも太転依が出てこない件について。あのミョーにラブリーな太転依(←「たゆたい」と読むんですね、コレ。「たゆたゆ」だと思ってた)が目当てで視聴してるのに~!

2009年5月 8日 (金)

『ムツェンスク郡のマクベス夫人』

まさか転勤になるとは思わずに配偶者が半年前に買ったオペラのチケット、もったいないので代わりに行ってきました(てか、頼むから見に行ってくれと言われた……)。

ワーグナー以外のオペラって私は守備範囲外なんだけど、スターリンの逆鱗に触れて上演禁止になった演目と聞いて、興味を覚えたので。いや、昨年末に、やはりスターリンの逆鱗に触れてお蔵入りになったというバレエ『明るい小川』を見に行ったら、すーんごく面白かったもんで、「もしかしてコレも面白いかも~」と期待しちゃったんであります。

で。結論から言いますと。

これ、スターリンでなくても上演禁止にするんじゃね?(^_^;)

ストーリーは、シェイクスピアとは何の関係もない、オペラによくある不義密通モノなんですが(浮気がバレて舅と夫を殺してシベリア送りになる、という)、なんていうか、演出がですね……エロとスプラッタがてんこ盛りで。

え? え? え? これ、オペラだよね? ここ、浅草ロック座じゃなくて新国立劇場だよね?

もう頭ん中「?」と「!」とが弾幕シューティング状態っすよ。たぶん、配偶者もここまでエグいものは想像してなかったと思います(台詞がすごいよ、とは言ってたけど)。

いや~、びっくりした。びっくりしすぎて、歌手がうまかったかどうかとか、オケがどうだったかとか、そんなんぜーんぶブッ飛んでもーたよ。まあ、面白かったけど(笑)。

……なんか昨日に引き続き、「脱ぎ」関係で検索に引っかかりそうな内容だのう。うーん。


[本日の食卓の話題]
DSのソフトで、移植でもシリーズでもなくヒットしたタイトルについて(「すばせか」以外に、ぱっと思いつかなかったもんで)。

2009年5月 7日 (木)

多少なりとも期待に応えてみる

アクセス解析の検索ワードを見てみたら、「脱ぎ芸」で検索かけてきてる人がけっこういてビックリ。

確かに映画「鴨川ホルモー」絡みでレナウン娘のことを書いたけど、それって、1回きりだし、ほんのちょっとだし。わざわざ来てくれたヒトに申し訳ないなぁ、と思ったので、「脱ぎ芸」についてもう少し書いてみます(笑)。

私が初めて見た脱ぎ芸は、実はレナウン娘じゃなくて、「洗濯屋」なるものでありました。大学1年の夏でした。

当時、私は水泳部のマネージャーをしていたのですが、二度めか三度めのコンパで、先輩がたから水泳部には「洗濯屋」という伝統芸がある、という話を聞かされたのです。それは、学年に一人の男子にしか伝授されない、極めて特殊な、難易度の高い宴会芸である、とその先輩は説明しました。

話を聞いていた私ともう一人の一年女子は、たちどころにして興味をそそられ、「ぜひ見てみたいです。今、やってみせてください」と、その伝統芸の継承者である先輩にせがみました(←知らないってコワイねぇ……)。

ところが、その特殊かつ難易度の高い芸を行うには道具が足りないというのです。その道具というのは、座布団もしくは大きめのトレイもしくはバスタオル。残念なことに、そのコンパの会場はテーブル席だったために、座布団は置いてありませんでした。私たちは何か代わりになるものはないかと、辺りを見回しました。

「お皿じゃダメですか?」
「うーん。直径があと3センチくらい足りない」
「ハンカチは?」
「うーん。大きさも足りないし、何より素材的に薄すぎる」

素材云々の辺りで気づけよ、と今では思うのですが、悲しいかな当時の私は世事に疎い小娘。どれほど頭をひねっても、伝統芸の正体に思い至ることはありませんでした。必死で道具探しをする私たちを気の毒に思ったのか、その先輩は「今、ここで伝統芸を見せるわけにはいかない理由」をもうひとつ挙げました。

曰く、手練れの介添え役が要る、と。

その介添え役を務める方が、その日は不在でした。さらに先輩は「これは無闇やたらと演じて良い芸ではない」と重々しく告げ、それでも一年女子二名の熱意には大層感じ入るものがあったので次回のコンパでは必ず披露しようと約束してくれました(←他の先輩がたの生温かい視線が忘れられません……)。

一学年に一人にしか伝授されず、特定の道具と手練れの介添え役を必要とし、無闇やたらと演じてはならない芸。それはいかなる芸なるや? 私たちは期待に胸ふくらませて次のコンパを待ちました。

そして、待ちに待ったコンパの席。手練れの介添え役である先輩が床から七、八十センチほどの高さに座布団を掲げ持ち、その伝統芸は始まりました。

「洗濯屋♪ 洗濯屋♪ 垢の落ちない洗濯屋♪ 日本一の洗濯屋♪」

という囃し声とともに踊る先輩、宙を舞う衣服。競泳用水着オンリーの姿を見慣れた水泳部マネージャーの目にも、それは破壊力抜群でありました……。

その少し後に、他大学との交流試合の打ち上げ(inプールサイド)でも、この「洗濯屋」が披露されたのですが、その際は座布団ではなくバスタオルでした。そして、脱ぎ芸には複数の種類があることを学びました(その場は、複数大学による脱ぎ芸交歓会と化していたので)。

すでに夕刻で薄暗かったとはいえ、会場はプールサイド。れっきとした屋外。大学の敷地内でなかったら、通報されてましたな(笑)。


[本日の食卓の話題]
春原ロビンソンの同人誌について(って、コレ、18禁じゃねーか、おい!)。

2009年5月 6日 (水)

アニメ『戦国BASARA』を配偶者に見せてみた

戦国物(大河ドラマとか)はそこそこ好きだけど、戦国BASARA(ゲーム)は未プレイの配偶者に、いきなりアニメを見せてみた。

「お市がなんでミニスカ!?」
「戦国時代になんでリーゼント!?」
「本田忠勝がなんでロボ!?」
「明智光秀がなんでロン毛!?」

……とまあ、ツッコミどころにすべて反応してくれました。いや~、1・2・外伝とプレイし続けてると、伊達政宗が「Are you ready?」なんて言ってても違和感覚えなくなってくるんだよね~。本田忠勝が空を飛んでも、武田信玄が竜巻起こしても、「まー、BASARAだし」みたいな感じで。

初めてBASARAをプレイしたときのキモチが思い出されて、なんだかしみじみ(笑)。



[本日の食卓の話題]
『かってに改蔵』の最終回がなんだかスゴイらしいという件について。

2009年5月 5日 (火)

渋谷のハーゲンダッツはいつ消えたのか?

今日は雨の中、吉祥寺と渋谷へお出かけ。配偶者が渋谷のタワレコに行きたいというので、どうせ時間かかるだろうから隣のハーゲンダッツでアイスでも食べよう……なんて思ってたら。

お店が消滅してました(涙)。

私が渋谷に行く主な目的は文化村なので、タワレコ方面に行くのは配偶者の買い物に付き合うときくらい。いったいいつの間に消えたのやら。渋谷のハーゲンダッツ、好きだったのになー。アイス食べながら、ぼけーっと人と車の流れを眺めるのって。

気を取り直して、西武B館の美術画廊へ。「nine colors」というグループ展に阪本トクロウさんが出品してらっさるので。なんか私、ほとんど追っかけ状態ですな(笑)。


[本日の食卓の話題]
「鋼の錬金術師FA」が、「フルメタルアルケミスト」ではなく「ファイナルアンサー」に見えてしまう点について(もしかして制作サイドは後者の意味を持たせたかったんじゃ?などと勘ぐってみたり)。

2009年5月 4日 (月)

丸善お茶の水店へGO!

先日、平台に九つも山を作ってくださった丸善お茶の水店さんの続報であります。

先週はお茶の水店での売り上げ3位だった『転落』ですが、今週はなななななーんと2位にワンランクアップ!\(T-T)/

今日、講談社の担当さんとお店にご挨拶に伺って、仰天しましたよ。自分の本が「×位」と書かれて書店に並ぶのを見るのも初めてなのに、それが2位!(ちなみに1位は辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』で、同じ講談社文庫の4月刊)

でも、そういう数字的なものもさることながら、何よりうれしかったのは、売り場担当の方から「自分は文庫担当なので、ハードカバーを読んだときから文庫化されるのを待ってました」って言われたこと。

本が出るたびに返本の山を築き、「売れなくてゴメンナサイ、今回も赤字でゴメンナサイ」と版元さんに脳内土下座を繰り返し、それでもこの仕事にしがみついてきた不良債権作家の私でありましたが、書き続けていて良かったと思いました。ホントに!(とゆわけで、これからもいっぱい赤字出しちゃうかもしれないけど許してねっ!>版元様)

で、丸善お茶の水店さんに25冊ほどサイン本を置いていただけることになりました。ヘタクソな字で恐縮ですが、良かったら買ってやってくださいませ。できれば、一緒に2~3冊くらい他の文庫本もレジに持ってっていただけると、お茶の水店さんの売り上げに貢献できるので大変にうれしゅうございます。個人的には、阪本トクロウさんの絵が表紙になってる『夕子ちゃんの近道』(長嶋有著・講談社文庫)がオススメです。

それにしても。22年前、会社帰りに文庫買ってた頃は、自分の本が同じ場所に並ぶなんて思いもしなかったなぁ……。

2009年5月 3日 (日)

モブログの設定がでけん……(T_T)

連休なので、良い機会だと思ってモブログを設定することにした。ケータイから書き込めれば便利だし。

と思ったのですが。モブログの設定ページでケータイのアドレスを入力したり、あれこれやってみたのですが。

なぜか書き込みでけまへんでした……(T_T)。

mixiはケータイから書き込むときの設定、あっさりできたんだけどなあ。なんでniftyはアカンのじゃろか? amazonのアフィリエイトも相変わらずうまくリンク貼れないし。単に私のアタマが弱いだけでありませうか?(落涙)


[本日の食卓の話題]
女子の制服における二次元と三次元の越えられない壁について(「カード学園」を視聴しながら)。

2009年5月 2日 (土)

『人形を捨てる』

人形者である私にとって、あまりにも挑発的なタイトルだったもんで、つい買ってしまった『人形を捨てる』(藤堂志津子著・新潮文庫)。

中身をパラ見するどころか、短編集なのかエッセイ集なのかすら確かめずにレジに持ってってしまったんですが、読んでみたら予想以上に面白くて1冊イッキ読み! あ、エッセイ集でした。

なんだか、すごい家庭に育った人なんだなあ、と(いろんな意味で)。

表題作の『人形を捨てる』に登場する人形とは古い雛人形で、とあるきっかけでそれを捨ててしまったことを一年以上経っても悔やみ、悶々とする……といった内容。

人形者としては、「古いおひなさま捨ててスッキリ」な内容じゃなかったので、心底ホッとしました(笑)。いや、うちにも四十年以上昔の雛人形があるもんで。これを捨てちゃったら私は首を吊りたくなるほど後悔するのがわかってるので、死ぬまで捨てないと思います。

とまあ、雛人形に関するエッセイにはとても共感できたんだけど、他のエッセイが私とはあまりにもかけ離れた話ばかりで、「うひゃー! こんなコトってあるの!? マジっすか!?」と驚きの連続。にも拘わらず、すごく面白かったんだよねぇ。何の接点もない世界の話なのに。

あんまり面白かったので、小説のほうも読んでみたくなって、『秋の猫』『熟れてゆく夏』『ソング・オブ・サンデー』と3冊いっぺんにポチっちゃいました。あのエッセイを書く人の小説なら、きっと面白く読めるだろうと確信して。

面白くなかったらどうしよう……。いや、大丈夫だよね。たぶん(笑)。

2009年5月 1日 (金)

定額給付金

申請書類がやっと来た~! ちょうど今日、配偶者が単身赴任先から帰ってくるので、書いてもらおう。わたしゃ、この手の書類を書くのがひっじょーーーーーにニガテなのであります。

ウチの息子は自分の分の給付金は自分の小遣いになるものと勘違いしておったらしく、「ンなもん、税金払ってるわたしらの金に決まってんじゃん」と言うたら、けっこう凹んどりました。

けど、金の出所は税金なんだもんねぇ。そら、払った親の金に決まっとりますがな。18歳未満の息子がいることで8000円多く貰えるのは事実なんだけどさ。まー、何もナシっつーのもかわいそうなので、その差額の8000円でゲームソフトの1本でも買うてやろうと思います。……もちろん、母も遊べるヤツをな(笑)。


[本日の食卓の話題]
アニメ「ヘタリア」のちびたりあが、どうやっても女のコにしか見えない点について。

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