« 定額給付金 | トップページ | モブログの設定がでけん……(T_T) »

2009年5月 2日 (土)

『人形を捨てる』

人形者である私にとって、あまりにも挑発的なタイトルだったもんで、つい買ってしまった『人形を捨てる』(藤堂志津子著・新潮文庫)。

中身をパラ見するどころか、短編集なのかエッセイ集なのかすら確かめずにレジに持ってってしまったんですが、読んでみたら予想以上に面白くて1冊イッキ読み! あ、エッセイ集でした。

なんだか、すごい家庭に育った人なんだなあ、と(いろんな意味で)。

表題作の『人形を捨てる』に登場する人形とは古い雛人形で、とあるきっかけでそれを捨ててしまったことを一年以上経っても悔やみ、悶々とする……といった内容。

人形者としては、「古いおひなさま捨ててスッキリ」な内容じゃなかったので、心底ホッとしました(笑)。いや、うちにも四十年以上昔の雛人形があるもんで。これを捨てちゃったら私は首を吊りたくなるほど後悔するのがわかってるので、死ぬまで捨てないと思います。

とまあ、雛人形に関するエッセイにはとても共感できたんだけど、他のエッセイが私とはあまりにもかけ離れた話ばかりで、「うひゃー! こんなコトってあるの!? マジっすか!?」と驚きの連続。にも拘わらず、すごく面白かったんだよねぇ。何の接点もない世界の話なのに。

あんまり面白かったので、小説のほうも読んでみたくなって、『秋の猫』『熟れてゆく夏』『ソング・オブ・サンデー』と3冊いっぺんにポチっちゃいました。あのエッセイを書く人の小説なら、きっと面白く読めるだろうと確信して。

面白くなかったらどうしよう……。いや、大丈夫だよね。たぶん(笑)。

« 定額給付金 | トップページ | モブログの設定がでけん……(T_T) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。