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2010年3月

2010年3月30日 (火)

一粒万倍日

一発変換できた! 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、と読みます)。偉いぞ、ATOK!

一粒万倍日とは、一粒の籾が万倍の稲穂に実るという意味で、貯金を始めたり、財布を新しくしたりするには吉日なんだそうな。ただし、借金は凶。そりゃあ一粒の籾が万倍の稲穂になるが如く膨れ上がったらエライこっちゃ(笑)。

んでもって、3月29日は寅の日で、これまたお金関連に吉日。さらに、天赦日という年に6日しかない大吉日まで重なってたらしい(三隣亡も重なってたけどな)。

とゆー話を人づてに聞いて、大急ぎで財布を買いに走りました。いや~、初売りで買い換えようかどうしようか迷ったんだけど、あのとき買わなくて良かったわ~。

これまたラッキーなことに、そのお店では昨日までお財布が10%オフでした♪ そして、メチャ縁起よさそうなシャンパンゴールドの財布をゲット。これで金運急上昇! ……するといいなあ(笑)。

[本日の食卓の話題]
「おおかみかくし」の、はっさくダンス(←勝手に命名)の振り付けフルバージョンが最後まで出てこなくて残念だった件について。

2010年3月29日 (月)

ばてばて

風邪をひいたのか、疲れが出たのか(←オールで遊んだツケ)、週末はほとんどダウン状態でありました。

それでも、土曜日は単身赴任先から戻ってきてた配偶者と買い物行ったりしてたんだけどね~。一日遅れて疲れが出るのは、これまたトシのせいでしょうか(涙)。

そんなこんなで、昨日は布団の中で本読んでました。島田裕巳『葬式は、要らない』、西尾維新『難民探偵』、山口芳宏『妖精島の殺人(上・下)』を読了。未読本の山のてっぺんが少しだけ減りました(笑)。

『葬式は、要らない』は、年齢的にも家庭環境的にも興味深く読みました。いや、親もトシ食ってきたし、私も配偶者も長男長女で、しかも実家の墓がある場所から離れて住んでるし。ホント、葬式代が高いのは他人事じゃなくて。

韓流にハマってる姑は「私が死んだら散骨して」って常々言ってるんですが、驚いたことに散骨したほうが費用的には割安なんですね。もしかしたら、姑は韓流云々よりも費用面のことも考えて言ってるのかもしれないなあ、などと思ってみたり。とはいえ、舅と配偶者はけっこう保守的なタイプなので、フツーに葬式出すことになるんだろうなあ、と思ってみたり。

いずれにしても、いろいろと考えさせられる本でありました。

『難民探偵』の感想は、「すげー! 西尾維新ってフツーのミステリ書いても西尾維新だ!」に尽きます。『刀語』を読んだときにも、「すげー! 西尾維新って時代物書いても西尾維新だ!」と思ったわけだけど(笑)。どっちも、ちゃんと「フツーのミステリ」で「時代物」なのがスゴイ。たとえ作者名知らされずに読んでも、絶対、「西尾維新だ!」とわかるであろうあたりもスゴイ。

『妖精島の殺人』は、上下巻という長さながら、イッキ読みでありました。きっちり孤島もののお約束を押さえながら、諸々の約束ごとがそれぞれ少しずつはみ出しているのが面白かったです。この作者らしいというか。大冒険シリーズみたいなバカミス要素が少ないのは、ちょっと寂しかったけど。まあ、学ランは出てきたし!(笑)

……とまあ、とりとめもなく、感想とも言えない感想でありました。でも、ネタバレしてないからいいよね?(笑)

[本日の食卓の話題]
「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」、第2期やらないかなー、という件について。やっぱ、あの話は1クールじゃ尺が足りないでしょー! 「流星の双子」もそうだったけど、2クールだったらもっと面白くなっただろうな、というアニメが最近多い気がする。いや、予算の問題なんだろうけど。

2010年3月26日 (金)

もう若くないさと~(T_T)

思わず古い歌を口ずさんでしまった、オールで飲んだ帰り道。

昨日は夕方から某社で打ち合わせをした後、編集のAさんと一緒にライブへ。いや、ライブやるのが共通の知り合いだったもんで。

で、編集部から現地へ向かう道々、「ダメだ、オレのほうが緊張してきた」とすっかり保護者モードのAさん(その知り合い、ソロでのライブは初めてだったんです)。途中、ちょこっと道に迷いそうになったりしたんですが、「あんまり早く着きたくないから、ちょうどいい」とか仰るし。

コレがつきあいの短い編集さんだったら、思わず脳内であれこれ変換して妄想しちゃうとこなんですが、もう10年以上もお世話になってるとなると、そーゆーヨコシマなことはでけんもんですな(笑)。ちょっとした発見でありましたよ。

現地でブックデザイナーのマツキさん(←『転落』『せん-さく』ではお世話になりました)、改造計画が着々と進行しつつあるウメムラ君と合流し、満員御礼状態のライブを楽しんだ後、渋谷某所の居酒屋へ。

MSXとか、昔のパソコン事情をあれやこれやと語りつつ、ヘッドフォンが超似合うメガネっ娘(←実在するんですねぇ、こーゆーコ)を目の前に萌え萌えしつつ、はっと気がつくと朝でした。

あわててケータイで指定券取って、新宿駅へすっ飛んでって、帰宅したのが朝8時過ぎ。いろいろやらなきゃいけないことが山積みになってたんですが、もう目を開けていられないというか、重力に逆らえなくなってその場でバッタリ。

目を覚ましたときには午後2時でありました……(涙)。昔は3~4時間の仮眠で稼働状態に戻ったのになあ。もっと昔はそのまま仕事行ったりしてたのになあ。

つくづくトシはとりたくないものであります。

2010年3月24日 (水)

『がらくた』

江國香織の小説のヒロインには全く感情移入できないんだけど(だって、あまりにも別世界のヒトだから)、でも、ついつい面白く読んでしまって、いつも「ムキーッ! ぐやじい~っ!」という思いをしてしまう。この『がらくた』も同じパターン(笑)。

45歳の人妻・柊子と15歳の女子中学生・美海の視点で交互に語られるストーリーは、もうホントに私とは別世界の話で、見事なまでに共通点も、わずかな接点さえも、ない。

45歳で現役バリバリ女な柊子と接点がないのは当然としても(わたしゃ、24歳でリアル恋愛からは完全引退しましたからな)、15歳だった頃の自分と美海との間にも暗くて深い河があったりするんですね。

空気読むのが超ヘタクソなくせに、それでも必死で周囲に合わせて、何とか適応しようとしてきた15歳の私と、当たり前のように一人でいられる美海とじゃ、まるっきり異世界人だもん。てか、15歳で初体験って早っ!(イマドキの子はそうでもないのかもしれんけど、私的にはちょっ早です……)

まあ、そんなこんなで異世界人な45歳と15歳の語る非・恋愛小説(江國香織にしては珍しく、これは恋愛小説ではないらしい)なわけですが。

今回も、ついつい面白く読んじゃったよ! ムキーッ!

こんな悔しい思いをするなら読まなきゃいいと思うんだけど、無性に読みたくなっちゃうんだよね、これが。まるっきり感情移入できないのに。なんでだろう? わからん。

江國香織『がらくた』(新潮文庫)
http://www.bk1.jp/product/03227335


[本日の食卓の話題]
回文「イタリアでもホモでありたい」を考えたヒトって、すげー! という件について。いったい脳のどの部分を使ったら、こんなん思いつくんかなあ?

2010年3月22日 (月)

オタクの勲章

というコーナーがあるんです、電撃ゲームスに。別に私がオタクの勲章持ってるとか、貰ったとか、そんな話じゃないです、念のため。

ライトさんの表紙につられて創刊号から買ってた電撃ゲームスですが(「ニーア」のオシゴトのおかげでタダで読めるのはウレシイ限り♪)、私が最も楽しみにしてるコーナーが実は「オタクの勲章」だったり(笑)。

いや、モノクロページの、それも半ページに満たないコーナーなんですが、読者さんの「こんなコトやっちゃいました、てへ」な投稿が寄せられてるんです。ココ読みながら「あるあるあるっ!」と膝ポンするのがチョー楽しみで(笑)。

んでもって、今月の私的MVPは「一般のお店でポイントカード出す際、アニメショップのポイントカードを出してしまった」でした!

わはは。つい昨日、やったばっかだよ、これ! 生協でポイントカード出そうとして、アニメイトのポイントカード出しちゃったよ!(てか、生協のカードに貼り付いてたもんで、一緒に出してしまったとゆー)

しかも、レジがおばちゃんじゃなくて、アルバイトのおにいちゃんだったよ! すげぇ生温かい目で見られちゃったよ!(涙)

この年齢になると、日常生活は文化圏が異なる人々ばかりになるので、かえってラクなんだけど。着メロが「ときメモGS2」のテーマでも何の曲かわかるヒトはいないし、黒星紅白キティのケータイストラップ使ってても、なんかのオマケだと思われてるだけだし。

まさか、生協のレジで同じ文化圏のヒトとニアミスするなんて思わなかったよ!(号泣)

これから生協のカードと同じ場所に入れるのは、アニメイトじゃなくてボークスのポイントカードにしよう。うん。


[本日の食卓の話題]
レールガン終わっちゃったけど、結局、初春の頭の花飾りについて言及されなかったねー、という件について。いや、あの花飾り、すげーいわくつきなんじゃないかとドキドキしてたんですよ。なんか意味ありげじゃないですか、アレ。でも、ただの飾りだったのね……がっくし。

2010年3月21日 (日)

よりにもよって・その2

赤い目の皆様、こんにちは。いや、ヨコオさんの日記でココがリンクされてるので、たぶん、いらっしゃってるだろうなーと(笑)。

↓ヨコオさんの日記・本日更新分
http://ameblo.jp/yokota6/entry-10487188421.html

いや、それはいいんですが。日記冒頭の引用文が。

よりにもよって、そこなの~!? しかも、その一文(というか台詞)だけ!?

なんか、そこだけ引用されると、めっちゃめちゃエロいんですけど! そこ、全然エロくないシーンですよ? エロなんてカケラもないはずですよ?

以前にもこんなコトがあったような気がするなあ、と思い、過去ログを調べてみたら、ありました! ヨコオさんに「よりにもよって、そこ!?」な引用をされてブッ飛んだことが!

http://emi-nagashima.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-89fa.html

あのときも、ビックリしたなあ。だって、書いた本人でさえ忘れかけてた文章だし。いや、「こんな内容の文章を書いた」というのはもちろん覚えてますが、一文一文きっちり記憶してるわけじゃないので(短編ならまだしも、長編の場合、そんなコトやってたら脳の容量もたん)。しかも、前後の文章を削り落とすことで、当該の文章の印象が全く違ってしまうんですよね。

自分の文章が本来あり得ない形で表に出ているのって、かなりぎょっとします。正直、ビビる。まあ、単行本の帯の引用文に近いものがありますが、それでも、ここまで文章本来の意味と印象が乖離することってないと思うし。

これって、要するにトレーラーとか作る際に要求されるスキルですよね? 「特定の箇所だけを抜き出して、受け手の印象を誘導する」っていうのは。なんていうか、ゲーム作ってるヒトってスゴイです、ホント。いや、ヨコオさんがすごいのか?(笑)

まー、何にせよ、こーゆーコトを日記でやっといて、「過度の期待をせずに」発売日を待てっつーのはムリな話だと思います、ヨコオさん。ガソリン撒きながら「火の用心」って言ってるようなモンですから!(^_^;)


あ、せっかくお客さんが増えたんだから宣伝しよ(笑)。

↓永嶋恵美名義の最新刊『W ―二つの夏』(講談社)
http://www.bk1.jp/product/03220488

『転落』ほどには鬱展開じゃないですけど、よろしくです。買ってね!>赤い目の皆様

2010年3月20日 (土)

千客万来?(^_^;)

昨夜は赤い目のお客様が大勢いらしたようで、アクセス数がとんでもない数になってました。せっかくなので、便乗して宣伝を(笑)。

永嶋恵美名義の本、『転落』(講談社文庫)に、ヨコオさんが解説を書いてくださってます。大きな書店なら今も平積になってると思いますので、ぜひ! 初対面の際、私が心の底から「DOD面白かったです!」と言ってたのに、ヨコオさんは社交辞令と思ってたコトとかが暴露されてます(笑)。

↓bk1はこちら
http://www.bk1.jp/product/03111153

↓楽天ブックスはこちら
http://books.rakuten.co.jp/rb/%E8%BB%A2%E8%90%BD-%E6%B0%B8%E5%B6%8B%E6%81%B5%E7%BE%8E-9784062763356/item/6037772/

そういえば、電撃ゲームスの「ニーア」特集、冒頭のインプレッションが面白いですね~。てか、激しく同意。「意表を突かれすぎてウロタエル」とか、遠心力で首がすっこ抜ける勢いでうなずいちゃいましたよ。ライターの方と、ニーアについて徹夜で語り明かしたいです!

[本日の食卓の話題]
バカテスに出てきた五大栄養素のひとつが「ミネラル」になってて、時代を感じるねぇ、という件について(私の頃は「無機質」だったんです)。 

2010年3月19日 (金)

「ニーア」のノベライズ書きました

映島巡名義のオシゴトです。今日発売の「電撃ゲームス」に、ニーア(レプリカントのほうです)のショート・ストーリー書きました。

↓「ニーア」公式サイト
http://www.square-enix.co.jp/nier/

「ニーア」は、新宿を「神の国」に変えたあの伝説のゲーム「ドラッグオンドラグーン」のスタッフによる新作です。なので、もちろん、タダのゲームじゃないです(笑)。

ショート・ストーリーはゲーム開始前の話で、「こういう感じのゲームだよん」という世界観の紹介を兼ねつつ、「本編で語るのぜってームリ!」な設定を小説でというコンセプトの元に書いたものであります。

だってね、その設定っつーのがもう……。

いや、ココロの鏡に映せば赤い目の私ですが、それでもブッ飛びましたから! ちょっとやそっとじゃ驚かない自信はあったのに、思いっきり驚きましたから! ある意味、「裏の林全真相」レベルの困惑&動揺でしたから!

てか、ヨコオさん、ニーア(兄)に対して容赦なさすぎ! 主人公補正ってコトバはヨコオさんの辞書にはないんですか!? 非実在青少年に、あーんなコトこーんなコトさせちゃっていいんですか!?

いや、書きましたけどね、容赦なく(笑)。

というわけで、目が赤い方も赤くない方も書店へGO! ゲームでは絶対に出せない設定てんこ盛りでございます。一緒にブッ飛びませう(笑)。

あ、立ち読みできるような分量じゃないので、ちゃんと買ってくださいね~。それと、小ネタも満載なので、ゲームをプレイしながら再読することをオススメします。なので、ゲームクリアまで雑誌は捨てないでね♪

てか、2コめのエンディングを見た時点で再読していただけると、作者的にはとってもうれしいです。

とゆわけで!

皆の者! 祭りの支度ぢゃ~っ!

2010年3月16日 (火)

ここ数日のイロイロ

先週末から何だかんだと慌ただしく過ごしておりまして、またまた更新が滞る今日このごろ。

まずは先週末から2泊3日で、名古屋へ(配偶者の単身赴任先なんです)。ガンプラ工場はないものの、変わった食べ物ならどっさりあるという、あの名古屋!

引っ越しのときにはバタバタしてて外食どころじゃなかったので、二度目の今回、ようやく「あんかけスパゲティ」と「みそ煮込みうどん」を食しました。どちらもメジャーになるだけあって、ヨソ者の私にも大変おいしゅうございました。

でも、それよりも何よりも! 今回の名古屋訪問での収穫は「生せんべい」の存在を知ったこと。

ごくフツーのスーパーの菓子パン売り場にですね、「生せんべい」なる白い物体がありまして。「なんじゃらほい?」と思って、買ってみたところ。これが、ひっじょーーーーーーーにウマイ!

味は、コンビニのみたらし団子(上新粉使ってないパチもんのほう)の、団子部分だけをひらべったくのばした感じ……かなあ? とにかく、もちっぽくて、薄甘い和菓子。

なんでも、名古屋では昔からあるお菓子で、「定番のおやつ」だそうな。なんでこれが全国区のお菓子じゃないのか、わたしゃフシギでなりません。私としては、ういろうとか、なごやんより、生せんべいのほうが好き。

とゆわけで、次回訪問の際には、忘れずに大量購入しようと思うちょります、生せんべい(今回は買って帰るの忘れて悔しい思いをしたので)。

で、名古屋から帰ってきて、昨日はパリ・オペラ座バレエ団の「シンデレラ」を見に行きました。

ホントは、公演が始まる前に、ボルゲーゼ美術館展を見に行こうと思ってたんです。ところが、月曜日で美術館はお休み。だったらレッサーパンダでもと思えば、動物園もお休み。

結局、旧岩崎邸を見に行きました。今まで、なんとなく行きそびれていたので、ちょうどいい機会でした。いや~、すごかったですよ、岩崎邸。やっぱ金持ちはこういうところにカネを使わんとイカン、と思いました。ええ。

で、パリ・オペラ座の「シンデレラ」を見たんですが、これが童話の世界とはまるっきり違う設定で。何しろ、舞台はハリウッド、王子は映画スターで、シンデレラは簡易食堂の娘で、魔法使いはプロデューサー。継母は男性ダンサー(女装です)だし、ミョーに使い古された感じの巨大キングコングは出てくるし。もう度肝抜かれまくりーの、目が点になりまくりーの、腹筋痛くなるほど笑いまくりーの……。

結論。ルドルフ・ヌレエフと森英恵はスゴイ!(笑)

そんな今日この頃。

[本日の食卓の話題]
「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のローマ語がドイツ語だった件について。もしかして、ここでいう「ローマ」って、神聖ローマ帝国だったの? だとしたら、砦のあるあたりって、いったいどの辺になるんだろ? てっきり日本だと思ってたんだけど……。

2010年3月12日 (金)

はっさく~!

出身大学の同窓会(みたいな組織)の機関紙が届いた。その中の記事に「ビジネス新風」というコーナーがあるんですが、そこにですね、以下のような見出しが……!

「尾道産ハッサクの利用を研究室から提案。産学連携で開発された食品」

はっさく!? またもや、はっさくですか!

よくよく内容を読んでみると、「はっさくドリンク」だの「はっさくマーマレード」だの、けっこうな数の商品を開発してたんですね、ウチの大学(と食品会社)。

「おおかみかくし」が放送されるまで、わたしゃ、はっさくの存在自体を忘れかけておりました。だって、はっさくって地味じゃん? まさか、我が母校で着々と「はっさくプロジェクト」が進行中だったとは!

先日いただいた、はっさく大福といい、なかなかに侮れんヤツだったようです、はっさく。


[本日の食卓の話題]
「おおかみかくし」のサカキの中のヒトが、ニーアの中のヒトと同じという件について(そして、仮面ライダー電王のウラタロスの中のヒト)。

2010年3月11日 (木)

作品展ふたつ

今日は都内某所で野暮用だったので、少し早めに出かけて画廊をハシゴ。

ひとつは新宿の紀伊国屋画廊のエコール・ド・シモン人形展。四谷シモン人形学校の生徒さんたちの作品展です(知り合いが毎回、案内状を送ってくれる)。

アマチュアの作品展だけれども、モノが人形だからか、巧拙とは別の次元で訴えかけてくるものがあるというか。毎回、必ず1体は強烈に引き込まれる人形に出会えるんですよね。

ただ、今年は思いっきり通路を塞いでおしゃべりしてるオバサマがたが邪魔で、きちんと見えなかった子たちが3体ほど。学校の作品展だからって、客の全員が身内ってわけじゃないんだからね! ぷんすか!

で、お次は銀座松坂屋別館の美術画廊の「第5回 『小説を描く』日本画作品展」へ。

お目当てはもちろん、阪本トクロウさん(昨年は拙著『明日の話はしない』を描いていただきました!)。

今年の阪本さんの作品は、長嶋有『夕子ちゃんの近道』(講談社文庫)で、横長の絵が2点。『夕子ちゃんの近道』はずいぶん前に読んだのですが、絵を見ているうちに「そうそう、こんな話だった」とするする思い出せたのが、何ともフシギでありました。

そういえば、なんだか作中の風景をタクシーの中から見ているような、そんな印象だったなあ……。なんていうか、風景が流れていくっていうか、通りすがりな感じ? カーブミラーが描かれてたからかなあ? それとも、絵のサイズが車の窓サイズだから? うーん。よくわからないけど、「あっ」とか叫んで振り返りたくなるみたいな。

あの感覚は何だったんだろう?


[本日の食卓の話題]
残りあと2~3回になった「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」、ホントに1クールで終わるの? という件について。続きは劇場版とかだったらイヤ~!(T_T)

2010年3月 8日 (月)

『私と僕が生きた道 性同一性障害と向き合った29年』

半分は表紙につられて、残り半分はテーマに興味があるので買った本。第4回幻冬舎・フジテレビ共催感動ノンフィクション大賞受賞作、だそうです。

http://www.bk1.jp/product/03244436

以前、やはり性同一性障害の著者の本を読んだときも、「書いてくれてありがとう」と思ったのですが、今回はそれをさらに強く感じました。

「女の世界」の生きづらさやストレスが実感としてわかるってこともあると思うんですが(著者は心が男性なだけに、つらかったと思います……)、赤いランドセルに戸惑ったという箇所で、もう思いっきり共感しました。ちょっと泣きそうなくらい。

今は性別で持ち物の色が決められるということもずいぶん減ったんじゃないかと思うんですが、私が子供の頃は何でも「男女別」に分けられている時代でした。男の子の色は青や黒で、女の子の色は赤かピンク。

小学校三年のときに、お習字の道具を購入したんですが、女の子用の道具入れがですね、なんとも趣味の悪い赤だったんです。いや、赤とも朱色ともつかない、くすんだダサい色で。私はその色が見るのもイヤなくらい嫌いだったんですよ。で、「黒がいい」と断固として主張しまして。

当然のごとく、それは男の子用のものでした。でも、ダサい赤より黒のほうがずっとカッコイイ。母は「本当にいいの?」と念を押してきたのですが、私が強く黒を望むので、それ以上は何も言いませんでした。

私はダサい色の道具入れを持たずにすんだので、とてもうれしかったのですが、まさかその後、とんでもない不便を強いられることになろうとは思いもしませんでした。

お習字道具は硯とか文鎮とか入ってて重たいので、たいてい教室に置きっぱなしにしておくのですが、その道具置き場は男女別になっていたんです。で、黒は男の子の色。私が自分の道具入れを女子の棚に置いておくと、必ず誰かが親切にも男子の棚に移動させてくれるんです。悪いことに、絵の具入れと違って、お習字道具入れは表に名前が入っていないので、一見したところ、誰のものかわからない。まあ、仕方のないことだったと思います。

何度か「これ、黒だけど私のだから!」と女子の棚に戻す、というプロセスを経て、ようやく赤い道具入れの中にぽつんと黒い道具入れがある、という状況を作れるのは一学期が終わる頃。これを中学二年までの五年間、繰り返しました。

教訓。周囲の状況に逆らって、自分の好みや趣味を押し通すと、不便さや煩わしさを覚悟しなければならない。

まあ、私の場合は単なる好みの問題だったし、自分の我が儘が招いた事態だとわかっていたので、不便さ煩わしさにも甘んじたわけですが。

これが好みや趣味の問題でもなく、本人にも何の責任がないとしたら、相当、しんどいだろうなあ、と。いや、性別の問題と好みの問題をごっちゃにするつもりはないです。ただ、自分の我が儘とわかっていてもストレスを感じたんだから、少なくともそれよりずっとずっと苦痛だろうということは容易に想像できる。

このところ、性同一性障害での性別変更が続けて報道されましたが、それに対して、必ずといっていいほど、甘えだとか我が儘だとか言う人がいるんですよね。全然違いますから、それ!

話が脱線しましたが、こういう本が世に出ることで、「体と心の性別が一致しない人たちがいて、そういう人たちが本来の性別を選択するのは当たり前のことなんだ」という考えが一般的になればいいと思います。

2010年3月 7日 (日)

私的評価基準

昨日のブログを読み返して、ふと「そういえば私、前にも同じ理由で何かの本を褒めたことがあったような?」と思い……。ええ、真相がだいたいわかってて、かつラストでそのとおりだったとしても肩すかしな感じがしない、というアレです。

イロイロと考えてみたところ、私にとって、小説の評価ポイントって、もしかしたらこれが一番大きいかも、と気づいたのでありました。

同時に、自分がネタバレを全然気にしない理由がわかりました。小説に限らず、マンガとかアニメとか映画とかゲームとか、どれもネタバレしちゃってても気にならないんですよね。

なんでかなあ、と考えてみるに。私は「再読前提」で小説やマンガを評価してるからなんじゃないかと。逆に、どんなに凝った仕掛けのミステリでも、一回読んだら気が済んでしまうものとか、ネタバレが面白さを半減させてしまうものとかは、私の中では評価が低い。

私が子供の頃は今ほど本が溢れてなかったから、一冊買ったら数回再読するのは当たり前だったんだよね。小学校低学年まで、自分の家の本はページがばらばらになるまで読むものだったし(あ、この辺、ゲームソフトにも通じるモノが。私にとってファミコンはカセットが壊れるまで遊ぶモノだったし)。

最近では本の購入数がハンパなくなってきたので、なかなか再読できなくなってきたけど(ンなことしてたら床が抜ける)、それでも本を評価する基準が「再読前提」なのは変わってないんだなあ、きっと。

ゲームはクリアしてからが本番、なのも同じ理由ですな。うん。


[本日の食卓の話題]
ときメモGS3の声優陣に、福山櫻井入野柿原神谷が入っていなかった件について。ちょっと意外だったなー。上記の誰か一人くらい、入ってると思ったのに。いや、王子役が杉田智和さんってのは大賛成ですが。

2010年3月 6日 (土)

今更ながら『ミレニアム』

前々から気にはなっていたものの、お値段の高さと全6冊(つまりお値段の高さ6倍)という壁に阻まれて購入をためらっていた『ミレニアム』(スティーグ・ラーソン著)ですが、「バイオレンスなひんぬーがヒロインだよ」という噂を小耳に挟み、ソッコー全巻買い。

http://www.bk1.jp/product/03064731

いや、私、どうも「バイオレンスなひんぬー」属性らしいんですよ(笑)。Phantomのアインとか。

まー、それはさておき。「第1部は読みにくい」とか「登場人物が複雑」とか聞いてたんですが、そういうモノと割り切ってスルーすれば、さほど抵抗感なく読めました。

すごいなと思ったのは、第1部冒頭でカンのいい読者なら(というかミステリを読み慣れているなら)、真相がわかるような書き方をしてるんですが、で、実際そのとおりの真相なんですが、それとわかっても全然肩すかしな感じがしないんですよ。ちゃんと面白い。これって、すごいなと。

よほど自分の筆力に自信がなければ、この書き方って怖くてできないんじゃないかな。或いは、端っからそんなこと全然考えてないか。あ、『ミレニアム』第1部が素人くさいって言われるの、もしかして、この無鉄砲さのせい?

というわけで、バイオレンスなひんぬーを抜きにしても面白かったです、ミレニアム。

映画も見に行こうかと思ったんだけど、上映してるトコ少ないんだよね。しかも、回数も少ないし。うーん。どうしたものか。


[本日の食卓の話題]
「ギャグマンガ日和+」を録画予約すると、なぜかいつも4分57秒で切れてしまう(つまりEDの途中で切れる)件について。なんでかなあ? どっかの設定がおかしいんじゃろか? 

2010年3月 5日 (金)

ピンクのPSP♪

今日はPSPの新色ブロッサム・ピンクの発売日でした。で、これとジル・スチュアートのコラボで、↓こんなんも発売されたんですよ。

http://www.jp.playstation.com/psp/blossom_pink/lineup/

ネットのニュースで一目見た瞬間から「欲しい欲しい欲しい~!」と物欲MAXだったのですが、amazonや楽天の予約はほとんど瞬殺状態。仕方がないので、店頭で行列することを決意したのでありました。

行き先は、おそらく入荷数が最も多いであろうアキバのヨドバシ。朝7時半の時点では、だーれもいなかったので、近くのタリーズで朝ご飯を食べて、8時にもういっぺん行ってみると、人影がちらほら。これは楽勝すぎたなー、と思いつつ最後尾に並びました。

で、割り込み防止券(整理券でなくて。こーゆーモンがあることを初めて知りました)の番号は13番。券を配ってた店員さんに入荷台数を訊いてみたら「もう半分残ってないです」との極めて曖昧な返事が(イロイロ大人の事情があるのでしょうな)。決して楽勝というわけでもなかったようです。

そんなこんなで無事にゲットできたので、即撤収。午前11時過ぎには帰宅できました。で、さっそく箱から出してみたのですが。

本体は文句ナシにカワイイ。付属のポーチはそこそこカワイイ。ただ、ポーチに付けるチェーンが……まさに、帯に短したすきに長し、なんですよ。長さがビミョー。てか、これ、要らなくね?

まあ、せっかくなので、チェーンも付けて、先日ゲットしたばかりのモッさんストラップを本体に付け……たのが間違いでした。ポーチに入らねえよ!

しょうがないので、ポーチのほうにモッさんストラップを付けたところ。

な、なんかビミョーかも(汗)。

ちなみに、モッさんストラップとは、モスバーガーのキャラではなくて↓こっち。

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3583163

本体に付ける分にはカワイイんだけどなぁ。でも、本体に付けちゃうとポーチに入らないし。困ったもんだ。

[本日の食卓の話題]
「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の予告編に出てきた畑、あれって田んぼだよね? 植わってたのって稲だよね?(季節は秋だし) でも、どーーーー見ても 麦 にしか見えないんですけど! という件について。

サンシャイン牧場の稲といい、もしかして「麦にしか見えない稲」って流行ってるの?(^_^;)

2010年3月 2日 (火)

よんでますよ、アザゼルさん

買っちゃいました、最新刊。んでもって、モッさんストラップとDVD付きのヤツ。

だって、DVDのアニメ、制作がプロダクションI.Gですよ! アザゼル母じゃないけど「買うしかないやないの、そんなもーん!」ですよ!

などと、いかにも発売前から予約入れてたような顔してますが、実は最新刊発売を知ったのは発売日を過ぎてからでした(笑)。

いや、一昨日、行きつけの美容室(ええ、店長御自らセガヲタな、あのヲタク美容室です)にシャンプーを買いに行ったんです。そしたら、レジにいたスタッフがこそっと「アザゼルさん、最新刊出ましたよ。限定版はモッさんストラップとDVDが付いてますよ」と耳元でささやいてくるんです。

彼女の話では、この辺りのリアル書店に限定版の在庫はない(と知ってる辺りがスゲエ)とのことだったので、走って家に戻ってネットでポチりました。そして、24時間後にはモッさんストラップとプロダクションI.G制作のDVDが私の手元に。BK1、仕事早いぜ!

てなワケで、さっそくDVD見ました。やっぱアクタベがカッコエエわ~。惚れる~!

このDVDアニメは12分しかないんですが(短っ!)、「浪川大輔inマザー牧場」(インタビューです)と、「モッさんができるまで」という特典映像が入ってて、これがなんかもう死ぬほど笑えるんです。

浪川大輔さんって、こんなに面白いヒトだったのか~! 声はあんなに渋いのに(笑)。

んでもって、「モッさんができるまで」のほうは中国の工場でストラップが製造されている様子を撮影したものなんですが。リカちゃんキャッスル(タカラのいわき工場。ドールを作ってます)に複数回通ってたせいか、「次にどんな行程が来るか」が見る前からわかってしまう自分がちょっとイヤでした……。

あ、4巻も面白かったですよ(まるで付け足しのよう)。相変わらず品格が下限ぎりぎりっつーか、すでにレッドゾーンっつーか。てか、ルシファーがコアラって……。


[本日の食卓の話題]
今週号のジャンプで、リリエンタールがラストに来ていた件について。うわーん! 終わっちゃヤだ~!(ちなみに、息子は「保健室の死神」がブービーだったのもショックだったそうです)

2010年3月 1日 (月)

2月終わっちゃった~!(涙)

日付変わって、3月1日。うわーん! もう1年の6分の1が終わっちゃったよ! なんか、年明けてから、ばたばたわたわたしてるうちに終わっちゃった。たいした仕事してないのに。

明日、いや、今日からもうちょっとペースアップせねば。ビンボー暇なし。

で、新刊『W』が発売されてから1ヶ月でございます。幸いにも、サイン本のほうは完売したようで。ありがたや。売れ残っちゃったらどうしようと気が気じゃなかったよ。

あとは池袋ジュンク堂さんの30冊の行方が気になるところ。サイトのシステムが変わっちゃって、店舗の在庫数がわからなくなったんだよね。残り22冊までは確認してるんですが……。その後、どうなったんだろう。うう。もうちょっと売れてますように。

そういえば、トリビア、復活してたんですね。全然知らなくて、ついったのTLで見て、あわてて録画。後半しか撮れなかったんですが、それをゴハン食べつつ視聴しました。

そしたら、ちょうど「フジテレビのスタッフがアイドルに告られたら、つきあうか?」みたいなのをやってて。私、昔からドッキリって好きじゃないんだよね。なんか、引っかかってる人が自分みたいに見えてイヤ。

ああいうのって、仕掛けるヤツがいて、それに同調して笑うヤツがいて、仕掛けられるヤツがいるわけじゃない? 同調して笑うヤツが現実には一番多いから(でもって、それが視聴者のポジションだから)、番組として成り立ってるんだと思う。私は仕掛けられるヤツだったから、同調して笑えない。

ってなワケで、久々のトリビアだったのに、あんまり楽しめなかったよ。イロイロ考えちゃって。

でも、仕掛けられる側にずっといると、仕掛けるヤツ一人を潰せばいいってことが学習できて、それはそれで良かったけどね~。人生にムダなことは何ひとつないよねえ、うん。……と、ちょっと黒く笑ってみる。

まー、いずれにしても、3月ですよ、3月!

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