その後のiPad
タイトルがiPadなのに、カテゴリーが「書籍・雑誌」になってることでおわかりでしょうが、ようやく粗大ゴミからの脱出を果たした私のiPad、現在は書庫として活躍中だったりします。
いや、その前にカーナビ代わりにMAPを使ってみて「をを! 使えるじゃん! 便利じゃん!」ってなったり、クックパッドの文字がデカくて見やすいことに感動したりとイロイロあったわけですが。
ついにスキャナと裁断機を購入しまして、「自炊」生活に突入した次第で。
あ、念のために書いておくと(ほとんどのヒトが知ってるとは思うんですが。日経新聞のコラムにも載ってたし)、「自炊」っちゅーのは、紙の本を裁断機でバラしてスキャナで読み取ってPDF化して自前の電子書籍を作ること、です。誰が言い出したのか知らんけど、うまいこと言うよねえ。
iPad購入前から、定期巡回しているブログで「自炊」を知り、興味津々だったんですよ。何しろ、仕事柄、慢性的に本の置き場が不足している状態で、しかも本は増える一方。本棚なんてとっくの昔にはみ出して(1段に2列収納しているにも拘わらず)、床まで浸食し、とうとう獣道ができちゃってたりするし。部屋の3分の2は掃除機かけらんないし。
でも、既読本や雑誌をPDF化して保存すれば、必要なときに取り出せて、しかも場所を取らない! 床の本が片付く!(←本棚を片付ける気はすでにナッシング)
ただ、スキャナと裁断機がけっこうお高いんですわ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001QXCZ12/ref=oss_product
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002MRPKRC/ref=oss_product
これだけの費用をかけて、果たしてどれだけの効果が得られるのか。逡巡すること1カ月半。
その私の背中を押したのは、コトもあろうに(腹立たしいことに)定金でありました。なんとヤツは前述のスキャナと裁断機を購入し「本棚片付いた~♪ 便利~♪」などと浮かれまくったメールを送ってきやがったんですよ! 定金のくせにナマイキな!
ヤツが使っているなら、わからなくなっても「わからん! 教えれ!」とメールすりゃいいわけで。ヤツならメール送信24時間OKだしな! ヒトの寝入りばなにしょーもないメールを送ってくるヤツに遠慮は要らんしな!
というわけで、購入に踏み切りました。で、ゲラの到着を待っている間に、さっそく手持ちの雑誌をPDFにしてみたんです。裁断機で背表紙のところをざっくりざっくり切って、スキャナに突っ込んで。
裁断機で背表紙を切り落とすのに思いのほか力が要りましたが(フツーのヒトなら、どうってことないかも。私が単に非力なだけで)、スキャナの読み取りはブッたまげるほど速かったです。キモノ雑誌の『七緒』1冊を読み取るのに3分かかりませんでした。
ただ、紙の厚さがまちまちだと紙詰まりを起こしやすいので、雑誌の表紙は別に読み取ったほうがいいみたいです。ちなみに、表紙と裏表紙を捨てて、本文ページだけだと『七緒』なら一度で読み取り完了します。『Newton』は紙質のせいか、全部いっぺんに突っ込むと必ずジャムるので、2回に分けて読み取りました。
そんなこんなで、けっこうな冊数がPDFとなってフラッシュメモリ(もしくはiPad)に収まり、床の本もだいぶ消えました。掃除機かけられる範囲が広がったよ!(笑)
ただ、予想外だったのは、読み取ってる最中の待ち時間。いや、短いんですよ。1回あたりの待ち時間、せいぜい2分とか3分なんですよ。ただ、その短さが逆に災いして、読み取りの作業をやってる最中、他のコトがでけんのです。
まあ、1冊2冊ならそれでもいいんですが、数十冊ともなると、待ち時間の合計はけっこうな数字になっちゃうワケで。
この待ち時間をどうするかが私的には課題であります。
あ、そうそう。先日、やっとこさ吾妻線に乗ってきました。途中の駅で火災が発生して、乗ってた電車が40分も遅れたどな! でも、本数少ないせいで、後続列車のダイヤにはなーんの影響もなかったけどな!