取材&打ち合わせ、時々お買い物
「小説推理」で連載中の「なぜ猫」の取材&打ち合わせに行ってきました。担当さん同伴で東京都某所(って丸わかりっすね)に。
てか、次回(第4話)の原稿が全っ然できてなかったんですよ。もう一文字たりとも。こうなったら「現場百編」しかないだろう、ということで。
「次の話は6月だから、雨関連の話がいいかなー。そういや、今まで何度も足を運んだけど、雨だったことってないなー。ちょこっとだけ雨降ったら参考になるかもなー」
なんて考えたら、神様がソッコーでお願いをかなえてくださいまして。ええ、朝から雨でした。しかも、天気予報では「雨のち曇り」だったにも拘わらず、夕方までずーーーーーっと雨。いや、神様、そんなにサービスしてくれなくていいですから!(泣)
そんなわけで、しとしと降り続ける雨の中、担当さんと現地をてくてく歩きまして。なんでも、担当さんは関東出身で東京暮らしが長いにも拘わらず、足を運ぶのは初めてだったとか。「ほほー。あんな家が! ヘンな屋根が!」と、たいそう面白がってくださったので、「雨の中引っ張り回して悪いなー」という私の罪悪感もきれいさっぱり消し飛んだのでした。
実際、面白げなお店が多いんですよ。月曜日ということもあって、お休みしてるお店も多かったんですが、いくつかは営業中で。
「あ、ちょっとあのお店いいですか」
と、数メートル進んでは立ち止まり、店に入る私たち。取材だったはずが、何やらイッキにお買い物ツアーに……。
そんなこんなで、ふと気がつくと、インドネシア製のショールだの、竹のザルだの、邪悪な猫のハンコだの、結構な散財に。担当さんなんて、なぜか 竹 箒 買ってたし!(笑)
インドネシアの影絵と凧って、ミョーに細密にできてるってのも初めて知りました(いや、第4話とは全然関係ないですが)。
でも、一番収穫だったのは、目指す方角が違うと同じ建物でも全然違って見えるってことかなあ。
いつも私はJRの駅で降りて、商店街を突っ切って、地下鉄の駅へ向かってたんですよ。それが今日は逆に地下鉄の駅で降りて、商店街を突っ切って、JRの駅へ向かうルートだったんです。
そしたら、今までは「ただの倉庫」だと思い込んでた建物が工場だったり(工場特有の三角屋根がないと、「古い倉庫」っぽく見える)、フツーの民家だと思ってたらミョーなでこぼこがあるアバンギャルドな木造家屋だったり。
フツーは、歩きながらいちいち後ろを振り返ったりしないもんねえ。反対方向から見たらどうなるか、なんて気に留めたこともなかったもんねえ。
まー、そんなこんなで、(いろんな意味で)有意義な取材でありました。
さーて、早くゲンコ書こう!(大汗)←かなり崖っぷち
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