「なぜ猫」第4話
連載も第4回となりました! 小説推理7月号に『なぜ猫は旅をするのか?』第4話「雨の日と木曜日は」が載ってます。
今回は、地元出身のバラドル(←って死語らしいですね)が商店街に取材でやってくる話。彼女は元ヤンという設定で、特定のモデルがいるわけではないのですが、中学時代の同級生たちをいろいろミックスしてます。いや、私の出身中学、名門だったんで。主にヤンキー方面の(笑)。
やっぱ群馬のド田舎(ってほどでもないか)の中学で二年間を過ごした後に、いきなりヤンキーだらけの中学に転校するというカルチャーショックが大きかったのか、卒業後三十年以上経ても、当時のことは鮮明に覚えていたりします。
もうね、転校初日なんて不安で不安で。隣の席は、三時間めから重役出勤してきた男子で、ビーバップハイスクールみたいなリーゼントだったし。眉剃りまくってるし。女子はみんなスカートが床上数センチの世界だし。所持品検査(なんてものが現実にあるなんて転校して初めて知りました)をすれば、盗んだバイクの部品がざっくざっく出てくるし。体育の時間に気分が悪くなって教室に戻れば、男子がタバコ吸ってるし。
それでも、人間、なんとか順応できるもんですな。そこそこ友だちもできて、それなりに楽しく学校生活を送り、不登校になることもなく、無事に卒業できました。
「ナガシマのおばちゃーん(←とヤンキー女子たちに呼ばれていた。私はどうやら食堂のおばちゃん的ポジションだったらしい)、宿題教えてよ~」と、茶髪にスカートぞろぞろ引きずった子たち数人が自宅にやってきたときには、さすがに母が腰抜かしそうになってましたが(笑)。
振り返ってみれば、あの一年間が一番オシゴトの役に立っているような気が。母校に感謝せんといかんですなー。
何はともあれ、第4話、読んでやってください。そして、発売中の『廃工場のティンカー・ベル』(講談社)もよろしく!
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