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2013年5月

2013年5月 4日 (土)

「婆娑羅たちの武装」展行きました

土浦市立博物館で今月6日(つまり明後日)まで開催の特別展「婆娑羅たちの武装」に行ってきました。

実はこれ、一昨日の夜までノーチェックで。知り合いのブログで「こんなんやってましたけど~」というのを目にして、あわてて馳せ参じた次第。朝7時に家を出て、遠路はるばる電車に揺られて。だって明後日で終わっちゃうし! もう今日行くしか!(涙目)

高校時代の1年間だけ茨城県民(水戸市民)だったこともあり、「土浦? まー、水戸から遠いけど、いっつも常磐線で通ってたしー。見知らぬ土地ってワケじゃないしー」と、ほとんど下調べもせずに行きましたですよ。駅から博物館まで、軽く迷いかけましたが、まあ、即座にコンビニで道を訊いてリカバリしたので、タイムロスは数分程度でしたよ(たぶん)。

で、会場でチケット買ったら、スタンプラリーの台紙をくれるじゃないですか! 見れば、土浦市内で武将のスタンプを15コ集めたら、クリアファイルがもらえるとか。

この時点では、まだ「ふーん。クリアファイルねー。ま、展示見終わって時間あればねー」くらいのキモチだったんです。やっぱメインは展示ですから! 小十郎様の雪下胴とか、政宗様の具足とか太刀とかですから!

雷切丸が思ったより小さいのにビックリしたり、有馬さんちの大熊小熊をモフりたくなったりと、ひっじょーーーーに見応えのある展示でございました。前立ての間にちょこんとドラゴンちゃんがいたりして、ミョーにラブリーな兜とかあったし!

そして、スタンプラリー。一番近いところにある設置会場が博物館から徒歩1分くらいのとこにある東櫓。まー、1コくらいは押しとかなきゃね、という軽~い気分でスタンプを見たらですね、その文字がですね……。

「片倉小十郎」

だったんですよ! コレ押しちゃったら、もう隣に政宗様のスタンプ押すっきゃないじゃないですか!

ただ、どこに誰のスタンプが置いてあるかは伏せられていて。とりあえず手近なところを回ってみたところ、「井伊直政」「松平連三郎」「武田信玄」で。

こりゃイカン! まずは調べねばと、スタンプ設置会場になってた喫茶店に入り、ハムトーストの昼食を取りつつ、スマホで検索。するとですね、驚くべき事実が発覚したんです! 政宗様のスタンプが置いてあるのは、現在地からずーーーーーーっと遠くにある会場だったんです! やられた!(落涙)

念のため、お店のヒトに訊いてみると、「けっこう遠いですよ。でも、バスなら10分ちょっとかしらねえ。あー、そうそう。レンタサイクルで行く人もいらっしゃるみたいですよ」とのこと。

というわけで、まずはバスを調べねばと、店のヒトに教えてもらったバス停へ。ただ、どのバスに乗っていいやらサパーリわからず、やってきたバスの運転手さんに直接訊いてみると。

「あー、ここからだと本数ないから。駅まで戻んないと。いや、駅まで戻っても本数あんまりないけど」

なななななんですとー!?

いえね、私もかつては茨城県民。県内のバスがどんだけ不便か、本数が少ないか、身にしみて知っちょります。ええ。バスの運ちゃんが「本数ないから」と言うときには、もう「諦めろ」と同じ意味なんですよ。

とゆわけで、バスに見切りを付けて貸し自転車屋さんへ。しかし、誰しも考えるコトは同じらしく、私が到着した時点で残っていた自転車は1台のみ。それも、ママチャリじゃなくてめっちゃハードル高いヤツ! 前傾姿勢で乗らなきゃいけないヤツ! ハンドルまっすぐなヤツ! しかも、貸し自転車屋のおっちゃんが言うんですよ。

「上高津? ああ、けっこう遠いよ? 自転車で30分くらいかなあ?」

わたしゃ、この企画立てたヤツを呪いましたね! なんで初っ端が小十郎様で、政宗様が超遠方なワケ!? おまえ、絶対わかっててやっただろ! 私らBASARA者が小十郎様の隣に政宗様以外のスタンプを押すなど、まかり間違ってもできないってことを! くっそーーー!

しかーし! 私は「中井侍」駅に降り立ちたいがために飯田線に往復5時間揺られた女! ナメんなよ! チャリで30分? 上等じゃんよ! 政宗様のおわす所、どこまでもお供つかまつる所存!

というわけで、自転車屋のおっちゃんにサドルを低い位置に変えてもらい、ギアも一番軽いヤツに調整してもらい、ヨロヨロしながら上高津地区へ。川も越えたよ! 坂も登ったよ! 動きやすい服装で来たのは正解だったよ!

土浦市内をチャリで疾走すること数十分(実際には30分もかかんなかったハズ。なので、往復で40分くらい?)、無事に小十郎様のスタンプの横に政宗様のスタンプを押すことができたのでありました!
 

それにしても。チャリを返しに行ったとき、「お疲れさま~」とねぎらってくれた自転車屋のおっちゃんの生温か~い笑顔が忘れられません……。

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