経済・政治・国際

2009年7月30日 (木)

成人年齢引き下げ

以前から思い出したように浮上する「成人年齢を20歳から18歳に引き下げる」という話、民主党が政権取ったら、イッキに進みそうなんだとか(今朝の朝刊より)。

これってさー、よーするに「税金や年金の掛け金を搾り取れる人数を増やそう」ってコトでしょ? ジジババはどんどこ増えてるのに若年層は減ってくばかりだから。

私が大学生のころはまだそれほど少子化が問題視されていなかったこともあって、学生の国民年金加入は任意でした。

当然、わたしゃ、払ってませんよ。学生自身が払うなんて、まずなかっただろうし(そんな金があったら別のコトに使うよね)、親にしても学費や仕送りで手一杯なんだから余計な金は払いたくないに決まってます。

ところが、私が卒業した辺りからどんどん雲行きが怪しくなり、とうとう平成四年には20歳以上の学生にも年金加入が義務化されました。

そのころの学生の人数って、かなり多かったはずだから、社会保険庁ウハウハだっただろうね。法律ちょこちょこっといじっただけで、お金がドバーッだもん。

で、今度は成人年齢引き下げ。いくら若年層の人数が少ないとはいえ、18・19歳の国民全員から金を吸い上げりゃ、結構な金額になるよね。この「結構な金額」が真っ当に使われるはずがないってことくらい、「ねんきん特別便」なんてものにムダ金使いまくってる現状を見れば、誰にでもわかるはず。

選挙年齢を18歳まで引き下げろっていう意見については、わからなくもないのよ。中卒や高卒で働いて、ちゃんと税金納めてるのに選挙権がないっていうのもヘンな話だから。

むしろ、「納税の義務を果たしている18・19歳」に対して、別枠で選挙権を与えるのがスジであって、18歳以上全員にってのは乱暴な話だと思う。

だって、18歳って高校生もいるんだよ? 4月生まれなら高校3年になったばかり。学校によっては、政経の授業はこれから、なんてこともある。社会経験もなく知識もない子を選挙に参加させるのって、やっぱり違うでしょう。

民主党が政権とっちゃうと、こういう乱暴な話になっちゃうのねぇ……。

いや、私は郵政省をぶっつぶした自民党が大っきらいなので(あれは「切手趣味」という文化の弾圧に等しい)、間違っても自民党に票は入れたくないんだけど。けど、対抗馬の民主党がこれじゃなぁ……。

かといって、宗教団体がバックについてる政党とか、拉致問題はないなんて断言してくれちゃった政党とかにはもっと入れたくないし。

いやはや困ったもんであります。ホント、どの政党と「心中」すべきなんだか。

……と、たまにはマジメな話を書いてみる。

ここんとこアホ話ばっかだったしな。今日は朝から延々仕事だったしな(←ドラクエのツケが回ったとも言う)。

[本日の食卓の話題]
2ちゃんねるの「サザエさん」スレッドがすでに1万越えである件について。